【A3!】お手伝い(強制)兼歌い手です！【歌い手】

イケメン ページ24

『マスクしてるから、バレてないのかな…』

爽「なにが？」

『爽くん…劇団の人たち、あんまり私の事知らないみたい』

爽「知らない人って珍しいね。」

『うむ…私としては有り難いけど…』

爽「ふふっ、Aらしいね」

『んー…今日はバーっとたくさん歌いたいですぞ』

爽「なに、その口調。かわいい」

『爽くんの方が可愛いよ。』

爽「むっ、男に可愛いは禁句だよー」

『そうでしたね』

爽「そう言えば…今度声優デビューするんでしょ？」

『誰に聞いた』

爽「従兄弟さんに」

そう…私の従兄弟は声優なのだ。私、アイツ嫌いだけど…従兄弟が声優、私は歌い手…わー…似たような仕事してるー(棒)

私の従兄弟は人気声優だが、私の家族には猫かぶって、私の前では変態だ

誰がそんな奴を好きになるか…ケッ

イケメンだよ？イケメンなんだよ？顔は

性格が、クソ野郎なだけなんだよ？

一々の言葉と反応が、マジで変態なんだよ。

『なんで言うかなぁ。しかも従兄弟と共演だし…うおあああああ…』

爽「あはは」

『笑うなあぁ…爽くん嫌いいい』

爽「えっ…」

『…やっぱり好き』

爽「何か、あったら相談してね。聞くから。A、色々と抱え込む子だから。」

『うん。』

爽「……家で何もないとは言え、Aは人一倍頑張ったりする子だから、心配だよ。」

真澄と爽くんは幼馴染だから、家の事情を知ってる…

あんまり、過去とかに触れたり、触れられたりするの、嫌なんだけど…爽くんだし許す

『大丈夫だよ。私には爽くんと真澄がいるもん』

爽「うん。」

『…爽くんはイケメンだね』

爽「Aもイケメンだよ。」

あんまりね…→←ねぇねぇねぇ

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