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「ねぇ、やっぱりコンビニ寄りたいから降ろして。」
背中にくっついた頬がまだ熱を持っている。
朝晩はひんやりとしてくるこの季節でも、
君と触れ合っている部分はいつも熱い。
『わかった。降ろすよ？』
首元に回っていた腕が離れて、
Tシャツの隙間にすっと風が吹いた。
感情の振り幅が大きい子だと思う。
ただ、
怒っている時、悲しい時、嬉しい時楽しい時、それ以外も全て顔に書いてあるのに、
その全てを隠したがる不器用な子。
だから心配になるのだと言いたいけど、君はそれを嫌がるから言えない。
「ねぇコンビニまで手繋いで歩こうよ。」
いたずらっ子みたいな顔をして笑う君は、
知らない。
翔太から「Aが潰れたから向かえにきてくれませんか？」と連絡が来た時に肝が冷えるような思いをしたこと。
そんなことで絆されないぞと顔を出した意地っ張りと、
機嫌を取ってみせてとそこにいた甘ったれ。
その２つをのせた天秤が後者に傾く。
「やっぱり、怒ってる？」
『うん。ちょっとだけ。』
そう言って仕舞われかけた手を引き寄せた。
小柄の君は、俺の胸の下にぎゅっと収まる。
いつの日かきてしまうかもしれない、
君と離れてしまうそんな瞬間のことなんて今はまだ考えられない。
"たかが飲み会"で、
心の狭い男だと笑えばいい。
俺を伺う瞳が揺れる。
「ごめんね。」
聞きたいのはそんな言葉じゃない。
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aco(プロフ) - にゃお。さん！ご無沙汰してます！読みながら涙が出ます！めっちゃ照！ってなりました！いつもありがとうございます。 (2月7日 15時) (
レス) @page7 id: 9f4d456f90 (このIDを非表示/違反報告)
fk(プロフ) - にゃお。様！！ 通知が来ていてとっても嬉しかったです！また続き楽しみにしてます！ (2月7日 2時) (レス) @page7 id: 2581a1f88c (このIDを非表示/違反報告)
リオ(プロフ) - にゃお。様お久しぶりです！またお会いできて嬉しいです！今回もとっても気になる展開で続きを楽しみにしてます！ (2月6日 22時) (レス) id: d89f88395a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にゃお。
| 作成日時：2024年2月6日 17時
