同居人たち。

０４. ページ4

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そして、冒頭に戻る

目の前には美少年2人と土下座をしている不動産屋の方


ここに住んでるのは５人で全員男らしい

たまたま前の住人が引越して空いたから

ゆるく募集していたところ、引っかかったらしい(私)




『と、とりあえず頭あげてください、』


「いえ！本当に申し訳ございませんでした……！」


『じゃ、じゃあ他の物件……、あ、そうだ！この前の……』


「ああ……そこはもう売り切れてしまって……」


『えっと……、……じゃあ、違う不動産屋に…』


「それだけは……！」



不動産屋の男の方によると、
この人の働いてるところはノルマ制らしい。
ノルマを超えないと、人事に影響が出るらしく、
なんとそれが今日期限日らしく。

私のこの一件の契約がなければ、ノルマ達成しないらしい。



「なんだよそれ。そんなのアンタの事情じゃん」


先程の茶髪の綺麗な男の子が発する


「……本当に申し訳ございません」


「んー……、Aちゃんだっけ？Aちゃん的にはどう？」


『どう、って言われても……』




ここで話を振りますか、黒髪イケメン。


不動産屋の手違いだったから今回は特別に
敷金礼金などのお金や引っ越し代全て諸々
そちらで負担してくれるらしい


でも、相手は全て男の子。
可愛い同居人と恋バナどころの話ではない。
こんなイケメン二人に襲われる心配とかは絶対ないけど、一応私だって女である。気を使う。


しかし、この人の土下座姿を見てしまったら…




『お願い、したいです』



首を縦に振るしかなかった





「んー、あとは俺たち次第ってことだね。

亮的にはどう？」


「別に賛成でも反対でもない。

余ってるならどっちでもいいんじゃない？興味無い」


「あー、ごめんね。こいつ口悪いんだ。

でもさ、俺らはいいけど将暉とか大丈夫かな」


「……知らね」


「うーん。まあ、なんとかなるか」



え、お兄さんそんな軽くていいの！？



「じゃあAちゃん。今日からよろしくね」







そんな感じで始まった私の日常


波乱万丈のマンション幕開けです。






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