9.会話 ページ10
意外な人に声をかけられて私は戸惑ってしまった。
剣「…駄目か?」
剣城くんは少ししょんぼりした。
…放っておくわけにはいかない。
「あ、あの、私で良かったら…。」
私は勇気を振り絞って言った。すると剣城くんは微笑んで「サンキュ。」と言った。
…なかなか正直な子だな…。
バスは発進し、高速道路に入った。
私と剣城くんは黙ったままだった。
剣「……なぁ。」
「はっ、はい??」
急に剣城くんに話しかけられてびっくりして声が上ずってしまった。
剣「Aは、天馬が好きなのか?」
唐突な質問に言葉を失った。…え?どうしてそう思うの?
剣「いや…なんとなくそんな気がしただけだ。」
…!?剣城くん、心読めるの?超能力者?SSC?
剣「…思いっきり声に出てたからな。」
剣城くんは冷静に答えた。…こんな事を思っていた自分が恥ずかしい。
私も剣城くんに質問することにした。
「ねぇっ、剣城くんは「はいはーい!みんな、こっちに注目してー!」…。」
すると、前に立った音無先生の声と私の声が被った。バッドタイミング…。
剣「ん?何か言ったか?」
「うんん…何でもない…。」
剣「……?」
今更言い直したくないよ…。
それはそうと、音無先生の話を聞いとかなきゃ!私は前を向いた。
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影(プロフ) - 更新頑張ってください!応援してます! (2016年8月20日 15時) (レス) id: fe7fcc0a70 (このIDを非表示/違反報告)
はみぃ。(プロフ) - 影さん» はい!また閲覧してくれたら光栄です! (2016年8月19日 17時) (レス) id: ee3e9d6969 (このIDを非表示/違反報告)
はみぃ。(プロフ) - さあやさん» ありがとうございます! (2016年8月19日 17時) (レス) id: ee3e9d6969 (このIDを非表示/違反報告)
影(プロフ) - これからも頑張ってください! (2016年8月19日 16時) (レス) id: fe7fcc0a70 (このIDを非表示/違反報告)
さあや(プロフ) - タメでも大丈夫ですよ!そうなんですね、、かわいい(笑)ありがとうございます!これからも楽しみにしてます! (2016年8月18日 10時) (レス) id: 17a33e2589 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はみぃ。 | 作成日時:2015年12月13日 10時