30.発見 ページ35
「全く、どこ行っちゃったんだろ〜!」
フ「出てきて〜!」
太「んー見当たらないねぇ…。」
今、無くなったトランプのカードをみんなで探索している。協力してくれたことがとても嬉しい。
「こっちだったと思うんだけど…。」
私はあるベッドの下を探索すべく、布団を捲った。するとそこにはトランプのカードらしきものが落ちていた。…あった!
「あったよ〜!」
私はカードを取り寄せて立ち上がろうとしたのだが…。
「あれ…? 」
ベッドの下に、四つ折りにされた紙切れみたいなのが落ちてた。…何コレ?古いなぁ…。
私は立ち上がって紙を開く。
『時は月が満ちる文月の夜
古より伝わる伝承の鍵が示さば
己が求めるもの有り
一筋の光辿り水面の底に降りてゆかん』
こんなことが書かれてあったのだが…。
??何じゃこりゃ?
書いてること意味不明なんだけど…。
信「A、どうしたの?」
信助が不思議そうに私を見上げていた。
「うん…。何かベッドの下に変な紙が落ちてて…。」
天「えっ?なになに?」
みんな寄ってきて私の持ってる紙を覗き込む。
影「何コレ…?」
狩「何かの暗号みたいだけど…。」
それぞれ個人の意見を口にしていた。確かに気になるよな…。
信「ねえねえ!これって宝の在処じゃない?」
「「宝の在処!?」」
信助の言葉にびっくりした。
信「そうだよ!だって、こんな所に普通落ちてないよ!」
なるほど…確かに!私は信助の言葉に納得した。
フ「面白そうだね!」
太「まずは、暗号の解読をする必要があるさ!」
太陽の言葉にみんなは頷いて、テレビの前のソファに座った。
天「まずはこの『時は月が満ちる文月の夜』からだね。」
影「月が満ちるってことは、満月ってことだよね?」
輝くんは顔を輝かせながら相槌を打つ。
太「そうだね。でも、文月って…。」
太陽は何か考えるように手を顎に添えた。
フ「調べ物なら任せてよ!」
フェイは得意げに口を開いた。フェイは腕時計らしき端末機を左手に装着し操作した。流石未来人…!操作方法、全ッ然理解出来ない。
フ「あ、分かったよ!文月ってのは7月の事だって!昔の暦では現在の7月を文月と呼んでたらしいよ(※あくまでも作者の考察です)!」
葵「じゃあ、今月の満月の夜ってことだよね!」
葵は目を輝かせた。
黄「じゃあ次のステップにいこーやんね!」
太「んーと…。『古より伝わる伝承の鍵』…?」
狩「全然分かんねーぞ?」
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影(プロフ) - 更新頑張ってください!応援してます! (2016年8月20日 15時) (レス) id: fe7fcc0a70 (このIDを非表示/違反報告)
はみぃ。(プロフ) - 影さん» はい!また閲覧してくれたら光栄です! (2016年8月19日 17時) (レス) id: ee3e9d6969 (このIDを非表示/違反報告)
はみぃ。(プロフ) - さあやさん» ありがとうございます! (2016年8月19日 17時) (レス) id: ee3e9d6969 (このIDを非表示/違反報告)
影(プロフ) - これからも頑張ってください! (2016年8月19日 16時) (レス) id: fe7fcc0a70 (このIDを非表示/違反報告)
さあや(プロフ) - タメでも大丈夫ですよ!そうなんですね、、かわいい(笑)ありがとうございます!これからも楽しみにしてます! (2016年8月18日 10時) (レス) id: 17a33e2589 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はみぃ。 | 作成日時:2015年12月13日 10時