検索窓
今日:21 hit、昨日:16 hit、合計:323,927 hit

8 ページ11

.



「どうもご迷惑おかけしました…。」


『おお、まあ宇髄の悪ノリが凄かったからなァ。体は平気か?』


「はい、お陰様で二日酔いも抜けております…。」







不死川さんの貸してくれた部屋着はごく普通のスウェットだけどフワフワしていて柔軟剤の良い香りがする。

シャワーを浴びたという事は完全にスッピンになってしまったわけで最早顔を見る事さえ恥ずかしい。自眉毛割としっかりある方で良かったと心の中で両親に感謝した。







『てかその喋り方なんだ?昨日なんてバリバリタメ口でさねみーんとか言っ』


「うわああああ!!ごめんなさいい…!もうやだ気になるけど聞きたくない…。」


『ははは!!そんなに構える事ねぇよ。あの友達と歌った後は大泣きして、宇髄が持ってきた酒飲んだら友達が潰れたから店出てAは側溝に落ちた。くく、』


(いやめっちゃツボってるじゃん…どんな落ち方したの私…。)


「うわあ…なんか想像出来たかも。え、でその後は?」


『……聞くかァ?』


「ええ、その笑顔めっちゃ怖いんですけど…。」







含みを持たせた笑み。

いっそここまで聞いたなら最後まで気になる…とちらりとそちらを見た。うう、恥ずかしい。






『…最後まではシてねーよ、Aが寝たからなァ。意識ない女とやる趣味ねぇし。』


「……ありゃ…、なんか逆に申し訳ない…すみませんでした。」


『じゃあ責任取って今からやるかァ…?』


「へ?!いやいやいやいや!!説得力ないですけど私付き合ってる人以外とそーゆー」


『冗談だわ、おら、昼飯食いに行くぞ。』





さっさと目の前で着替え出したその姿に、腹筋やばくない?と釘付けになるけど見てはいけないものを見た気がしてハッと目を逸らした。

部屋から出ていくと何やらワンピースらしき物を此方へふわりと投げて、お袋のだから小せぇかもと車のキーを探しに行った。

.

9→←7



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (226 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
586人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

- もしかして禰豆子ちゃん...? (2021年3月31日 14時) (レス) id: 087676fea2 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - まっちゃさん» はじめまして!わ〜嬉しい!!実弥さん推せますよねぇ…!続編も頑張りますのでぜひぜひ…! (2020年4月17日 15時) (レス) id: 734f5f4144 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃ(プロフ) - はじめましてとてもとても面白かったです!!私最近実弥推しになってきたんですよww続き待ってます〜!! (2020年4月17日 10時) (レス) id: 89b3e401ff (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - Øさん» 初めまして!きゅんきゅんをお届けできてよかったです!!何度もとか嬉しすぎて!!ありがとうございます!続編も更新頑張ります〜!! (2020年4月16日 7時) (レス) id: fd204211f3 (このIDを非表示/違反報告)
Ø(プロフ) - 初めまして!とてもきゅんきゅんしながら何度も読み返してます!!!これからも無理しない程度で更新頑張ってください!応援してます!! (2020年4月14日 21時) (レス) id: 712c3e0bb6 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2020年4月12日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。