別の人の彼女になったよ【不死川実弥】

とある日の居酒屋 ページ2

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『で、どういう事よ？なんでそうなっちゃったわけ？』


「私が聞きたいよ〜〜！！今度こそは結婚までいける？とか思ってたのに…。」





本日、めでたく何度目かの大失恋をした私は大親友であり保護者のマイちゃんを行きつけの居酒屋へ呼び出した。

今日は呑む、呑むしかない！と大ジョッキのビールを注文し30分足らずでおかわりした。





『Aにしてはまともな相手だったからお祓いの甲斐があったかと思ったのにねぇ…。』


「…はぁ、御祈祷代返してほしい。いや返さなくていいから男運が欲しい。」


『ちょうど一年くらいだったっけ？でもさー、浮気しようとしたんでしょ？アウトじゃん。』


「いや、多分そうだと思って喧嘩になったんだけど本人は違うって言うし…。」


『あのね、職場の後輩の女の子と飲みに行ってその子んち泊まったって何もないわけないでしょーよ！！浮気だよ！う！わ！き！！』





はい、ごもっともです…そうだよね。しかもその後信じられないなら別れるとか言って、マジで別れるとは思わなかったよね。

はあ、この居酒屋もお気に入りだったのにアイツが来るかもしれないし拠点を移さなきゃなぁなんて大将オススメのうずらフライをもぐもぐと頬張った。





「っアッツ！！！！！はあ、もうダメ…とどめの一撃きたわ…。」


『うずらのフライがとどめとは切ない22年間だったわね。』









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『よし！合コンしよう！私がセッティングしてあげるから変なヤツは居ないはず！！ね？！！！！』





ぽんぽんと肩を撫でてくれる小さい手に涙腺が崩壊寸前だ。合コン…あんまり好きじゃないんだけどなぁ。でもマイちゃんが言ってくれてるし…。





「…行く、ていうかマイちゃん男になってきてよ…好き。」


『あはは！私が男だったら絶対モテる自信あるからなぁ〜！！』

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