8 一年後 Side凛 ページ8
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Aをマンションまで送って、ついでにとお土産満載の荷物を部屋まで運んでやった。
これが誰で、あれが誰――なんて仕分けも手伝ってしまい、気付けば腹が鳴り出す時間だった。
「凛さん。なにが食べたいですか？」
「んー……あ、トンカツ食いたい」
「流石にお肉は……お買い物行かないといけませんね」
「買ってくるわ。他に買うモンある？」
「うーん……凛さん、私も一緒にお買い物行きます。荷物持ち、手伝ってくださいな」
「おう」
一旦作業を止めて、近くのスーパーに向かうため部屋を出た。
エレベーターで降り、マンションを出る際に、玄関のオートロック前で出くわしてしまった。
今一番、遭遇してはいけない男に。
「――なんで姉ちゃんと一緒にいんの!? つーか中から一緒に出てきた!?」
「っげ！」
御子柴百太郎。Aの弟であり、御子柴さんの弟だ。
百太郎は口を開けば江のことか姉であるAのこと、もしくはどこどこで可愛い子を見つけた、なんてことばかりだ。
今年出会って水泳部に勧誘して、今は俺のチームの一員。
ただし、御子柴さんと違って『Aのことを好き』だということを大っぴらにするのがコイツだ。
どうやら俺とAが付き合っていることは知らなかったらしく、練習試合のときに作ってきてくれる弁当も、弟である自分の為、俺の分はついで、だと思っているようだった。
ギャーギャー騒がれても嫌だ、というのは俺とA二人の意見であり、百太郎には関係を隠しておこうというのも二人で決めたこと。
――それが、ただのうっかりでバレたのだ。指を絡ませて繋いだ手は既に凝視されている。
「えっ!? 姉ちゃんどゆこと？ なんで恋人繋ぎしてんの？ ちょっと旅行にって、えぇ!?」
「も、百くん、痛い、です……！」
「あっ、ごめん!!」
がくがくとAの両肩を掴んで前後に揺さ振っていた百太郎は、Aの苦情を素直に受け止めた。
どうしてここにいるのか、というAの問い掛けには
『学食飽きたから、姉ちゃんに作って貰おうと思った』
と、当然のように言い切るが、現実を認められないのかAを見ては俺を見て、そして繋いだままの手を見つめていた。
どうやら俺達が部屋を出てからインターホンを鳴らしたらしい。
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Alice(プロフ) - コスミ＠終わらない夏さん» ばりばりｗｗ でも私もそんなイメージです(;^ω^) 愛ゆえに…！！ (2014年9月13日 22時) (
レス) id: be52c26f88 (このIDを非表示/違反報告)
コスミ＠終わらない夏(プロフ) - Aliceさん» 宗介は水泳が絡まないと、よくいる男子高校生、っというイメージなので、きっと下ネタばりばりいける派だろうと思って動いてもらった結果がコレになります。コスミの愛ゆえに歪めてしまいました。 (2014年9月13日 22時) (レス) id: a3fcdb67fd (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - アイス…絶望的ですね…(´・ω・`) 宗介の誘導すごいｗ (2014年9月12日 15時) (レス) id: be52c26f88 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - コスミ＠終わらない夏さん» うああすみませんm(__)m 消しときます(;´Д｀) (2014年9月12日 15時) (レス) id: be52c26f88 (このIDを非表示/違反報告)
コスミ＠終わらない夏(プロフ) - Aliceさん» 喜んで頂けてなによりです！ ですが、曲名はその通りなのですが、検索避けの為に曲名は晒さないでおいて頂けると嬉しいです。調べれば分かる程度に濁した意味がなくなってしまいますので……。 (2014年9月12日 14時) (レス) id: a3fcdb67fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コスミ
| 作成日時：2014年7月17日 0時
