第29話、【 神楽の兄 】 ページ30
夕方の橙色からどんどん薄暗くなっていく。
上を向いて空を伺っていると男が路地裏に入ってしまった。
今度は逃がすわけにはいかない。私は走って男に続いて路地裏に入る。
『まっーーーー』
「キミは誰?」
体が動けなかった。何も縛られてるわけではない。自然と動かないのだ。
目の前に自分と瓜二つの人間がーーーー
その人の隣には私が追いかけていた男がこっちを向いて、キセルをふかしていた。
『アンタ・・・だれ、』
威「それを聞いてるのは俺だ」
そうニッコリ笑う男はどんどん私に近づいて来る。
それに少し焦りながら、ニコニコ笑う男から着物の男に目を向ける。
『あ、アンタ!なに堂々と刀持ってるの!?違法だ違法!』
高「・・・幕府の犬が・・・、俺を追って来たのか」
『質問してるのはこっちーーーー 「質問してるのも俺だよ」
気づいたら自分と瓜二つの男に顎に手を添えられて上を向けられた。
ビックリした顔をすると、彼はクスと笑う。
威「キミはなに?人間?天人?どうして俺にそんなにも似てるの?」
男は空いてる片手で私の髪を触る。
私は彼から目線を離して着物の男に向けるとなにもするわけもなく、こっちを見て口角をあげてるだけ。
背中の嫌な冷や汗がヤバい。内心少し怯えながらすぐ目の前にある彼に目線を戻す。
そして思い出した。
前の世界も今の世界もずっと言われ続けていた 私に似ている人
【 神楽の兄 】
第30話、攘夷浪士という可能性が高い。→←第28話、『山崎、なにも言わずパトカーをこっちに寄越せ』
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玲音(プロフ) - 神楽が可愛い!萌える! (2014年1月7日 16時) (レス) id: 00d6562da9 (このIDを非表示/違反報告)
フェルリン(プロフ) - たのシーです!!!!!爆笑 (2013年12月31日 20時) (レス) id: a166a8617d (このIDを非表示/違反報告)
ゆっち - 早く続きかけゃー (2013年12月27日 22時) (レス) id: e709e3fdcf (このIDを非表示/違反報告)
kyo 神楽 - 笑い過ぎて腹が…ww続き楽しみにしてまーす(・ω・)ノ (2013年12月27日 22時) (レス) id: 2c098967d9 (このIDを非表示/違反報告)
鏡花(プロフ) - 面白いです(^^)更新頑張ってください!続き気になりますねーo(^-^)oワクワク (2013年12月27日 19時) (レス) id: 729a8328fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:椿 | 作成日時:2012年10月12日 10時