私は神威じゃないって何回言ったらわかるんじゃァァアア！！

第21話、『私はなにもみてない。何もみてない。』 ページ22

どうも。Aです。今無事土方さんに見つからず、サボり中です。

後で怒られるなんて承知の上！今は今！後では後で！

という事で広い江戸の町をブラブラ歩く。


ーーーーッドン


「・・・・・・」

『・・・っと、スミマセン』


一人語っていたら、人とぶつかってしまった。

後ろを振り返りぶつかった相手に謝る。


派手の着物に笠を深く被った、男。


こっちを一回見て、謝りもせずにスタスタと前を向いて歩いて行った。

私は苛つきもせず、ただボーと見てるしかなかった。


『・・・あ』


よく見たらその男の帯に黒い刀。

これは、違反だ。止めていた足をその男を追いかけるために、動かした。


『ねぇ、笠のお兄さん！その刀・・・っ』


日本の真ん中といわれる江戸。人が沢山集まる町。

男は人ごみに紛れて、完全に見失ってしまった。

その男が消えた場所まで行き、回りをキョロキョロ首を動かしても見つからなかった。

ヤバくね？ヤバくね？見失うとか警察失格じゃねーか。


『・・・・・・』


よし。


『私はなにもみてない。何もみてない。そうよA。あなたはなにも見てないわ』


なんて口に呟いたら周りから変な目で見られた。

私は早歩きしながら、その場から離れた。

第22話、『串で刺されたい？』→←第20話、【忍者のように去り、一人旅(？)をする事だァ！！】

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