私は神威じゃないって何回言ったらわかるんじゃァァアア！！

第12話、『じゃ、じゃあ。江戸来るの初めてだから、案内して！』 ページ13

『え、・・・えと、なにしに来やがった！！って言われても・・・』

土「なんだA。万事屋と知り合いか？」

『い、いや・・・初めて会ったはずなんだけど・・・』

銀「・・・え？A？」

『あ、はい？』

銀「お前って、名前Aなのか・・・？」

『そうだけど・・・・』


そう言うと睨むのをやめ、殺気をしまった。

いや、警戒心はまだ解けてないけど。


銀「・・・ふーん。」


次に前の総悟みたいに足の爪先から頭のてっぺんまで、じろじろ見て来た。

なんか最近、じろじろ見られること多いな・・・


銀「・・・(女、か…)」

『(な、なんだろう…)』


何秒か経った後、銀時は笑った。

・・・え？なに？

そして私の首に腕を回して土方さんに背中を向ける。


銀「いやー、ゴメンね！人違いしてー」


さっきとは逆に明るい様子。


『い、いや。人違いは良くあることだろうし・・・。別に気にしてないよ？』

銀「こっちが気にするんだよな！ほら、人違いって恥ずかしーし？」


いや、人違いした上でこう馴れ馴れしくしたほうが恥ずかしいと思いますよ。


銀「だから、なんかお礼にしてあげる！」

『ほ、本当に！？』

銀「おう！」


・・・い、いや。コイツはなにを考えてるんだ・・・

でも江戸来るのは初めてだから、案内とかしてもらいたいかも！


『じゃ、じゃあ。江戸来るの初めてだから、案内して！』

銀「え？江戸来んの初めて？」

『うん！』

銀「・・・ンじゃあ、俺が案内してあるよ！この万事屋銀さんがな！」

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