……。【弐】

注意事項 ページ36

▷◁





『ぅお、、、っﾞ』

「うん？」

『ぉ……おぼっ、ぶぼ…』

「ゆっくりでイイよA」

『……ぉ、も、っもももも…ほんっ…』

「？？？」

「…………………あ、分かった。重いから下ろして〜って言いたいんだ？」





ま、マイキーくーーん！！！

よくぞ、よくぞ分かってくれました！！





「はぁ？オマエのどこが重てェんだよ」





どこがって…どこもかしこもですかね……？

ありがとうございますバジ君、そんな…紳士のようなフォローいれていただいて。





「要らねェ心配すんな。乗っとけ」

『へぁ…っすゅ、、、』





バジ君が下ろしてくれる気配もないので、目を閉じて出来るだけ意識を銀河の方へ持っていき、家までの道のりをなんとか持ちこたえた。



あー、さすが全てを生み出す銀河。

私の全ても包んでくれる感じがして、すごく助かった。

これからもパニックになったら、銀河を思い出そう。

皆さん、銀河ですよ銀河。

銀河イイぞ〜。





「ほら着いたぞ」

『…ぁ、』

「あ？」

『っが、ご……っっす、、、』

「は？ごっす？？」





バジ君が自分の耳に入った通りに復唱すると、マイキー君の鉄拳が飛んだ。





「Aが『ありがとうございます』って言ってんだ。ちゃんと聞き取れよ」

「無理だろ声小せぇンだから！ってか痛てェよバカヤロウ！」

「うっせぇ、帰るぞ。あ、A」

『！！』

「今度半間に会ったら、捕まんないでね。次は運良くオレが迎えに行く、とか出来ないから。あと、連絡先は教えないこと」

『……へぁ、い…』

「あと、あの金と黒のメッシュに会っても逃げること。あと、そいつにも連絡先は教えないこと」

『…ひゃ、ぃ………』

「あと、三ツ谷に聞いたけど灰谷兄弟にも気をつけて。あ、タケミっちとシンイチローから聞いたけど、イザナ見かけたら逃げること」

『ぉ……、？』

「あと…」

「長ぇよマイキー、A困ってるわ」





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