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そのまま引き上げられ空気がいきなり入ってきた
『けほっ、けほっ……』
そのままカランさんは泳ぎ
砂浜に着くとお姫様抱っこをして歩き始めた
いつもなら抵抗するがその力も残ってない
私はおとなしく従った
「……すまん」
『……え?』
一体なんのことを言っているのだろう?
「俺はお前を巻き込んで……それにこんな怪我まで…」
『……助けに来てくれただけでも嬉しかったです』
「でも俺は口づけまでしてしまって」
『それは仕方なかったので別にいいです…それに』
「……?」
『結構嫌じゃなかった……です』
うわっ!自分何言っちゃってんの
すごい恥ずかしい!消えたい!今すぐ消えたい!
「A」
あ、そういえば名前で呼ばれたの今日が初めてだ
私はカランさんの横顔を見つめる
「キス…してもいいか?」
『えっ?』
「…えーっと、嫌ならいいんだ」
『……いいですよ』
「ありがとな…」
するとカランさんはこちらを見て
「……好きだ、A」
とキスをした
月明かりに照らされ、2つの影は重なっていた
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新 - 面白いです!おそ松さん好きなので嬉しいです!続きも頑張ってくださいね♪ (2018年7月5日 19時) (レス) id: 429cd77a15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヨル | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/reiri/
作成日時:2017年7月15日 7時