eighteen ページ20
・
あの夏祭りから数日過ぎた
今日は皆さん仕事なので私はメイドさんと一緒にリビングの掃除をやった
「手伝っていただきありがとうございます」
『いや良いんですよ、私から手伝っているので』
「そうですか……あ!もうこんな時間!」
『忙しそうですね』
「まぁ色々とあるので……では失礼します」
メイドさんが部屋を出て行き
足音が遠くなったことを確認する
実は私ある物を見つけたんですよ
それはですね……アルバムでーす!
あの三つ子さんの昔を見てみたいので
勝手に覗かせていただきます
『どれどれ……』
一ページ目を開く
『へぇ〜……こんな風に可愛かったんだ…』
「やめてよ…なんか恥ずかしい♪」
『そうですか…わっ!?』
「HelloAちゃん♡」
後ろにはいつの間にかオーソさんがいた
どうしよう…怒られる?
「へぇ〜…………懐かしいなぁ」
……あれ?怒られない?
オーソさんはそんなことも気にせず話を続ける
「昔と今で全然変わってないな、俺は」
そして次々に話していく
「カランはな今と変わらずバカなんだがな、あんな風に中二病じゃなかったんだ」
『そうなんですか?』
「どっちかというとしっかりはしている方じゃない?」
……意外だ
あの人にもきちんと真面目にしていた時期があったとは
「チョロはねぇ……やんちゃしてた」
『へっ!?』
なんと……こちらも意外だ
「よく俺とイタズラしかけてたっけ……そんで母さんにもよく怒られた」
『意外……ですね』
「だろー?今とは想像がつかないくらい変わりすぎてる」
本当に人生は分からないことだらけだ
アルバムをペラペラめくっていると一枚の写真を見つけた
でもその写真はあまりにも驚いた
『あ、あのオーソさんこれって……』
「あぁ〜、見つかっちゃったか」
『な、なぜ……何故子供が6人もいるんですか?』
「……見つかっちゃったら仕方ないかぁ」
オーソさんは一つため息をつき口を開く
「実は俺たち……六つ子なんだよ……」
その言葉あまりにも驚き、声まで出せなくなっていた
・
12人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
新 - 面白いです!おそ松さん好きなので嬉しいです!続きも頑張ってくださいね♪ (2018年7月5日 19時) (レス) id: 429cd77a15 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ヨル | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/reiri/
作成日時:2017年7月15日 7時