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「Aは見た目も何もかも完璧に見えるかもしれへんけど誰よりも心は脆くて弱いんや。悪口を言われても平気そうに見えるけど本当はアイツの中でずっと脳内に響いてこだまして残り続けるんやで?その気持ちがわかるか!?」

「っ…」

「お前だってアイツのこと好きなんやろ?でも気持ちを犠牲にして同じようにAの存在を全否定するような馬鹿なマネはやめろ!!」




透き通った心が崩れていきそうで、Aが消えてしまうことが怖くて、だから守りたいって思った。

目の前に見える景色は涙で歪み、目からこぼれ落ちた生温い液体は頬の方に流れているような気がした




☽.*·̩͙☽.*·̩͙☽.*·̩͙




もらい泣きでもしたんだろうか。坂田が泣いてたから俺の目にも涙が移ってきてしまったのかもしれない



「…ごめん」



口から出てくるのは結局情けない謝罪の言葉。それより妥当する言葉が思いつかない

最初っから素直にしてればこんなに傷つくこともなかっただろうにと後悔の波が押し寄せてくる。現実から目を背けて逃げていたのは彼女じゃない、紛れもなく俺だった



「馬鹿みたいなことして、ごめんなさい」



一番謝るべき人物は坂田とかじゃないのは分かっていた。けれども周りにも散々迷惑をかけたからそれくらいの謝罪はしたかった

坂田の顔は俯いていて分からなくなっていたけど俺の服には彼の涙が染み付いてきていた



「…坂田、そろそろ離してやれ。こいつも素直になったから後はなんとかなるだろ」



浦田さんは坂田の肩を優しく叩いて俺を掴んでいる手を離させた。そのまま横を通り過ぎ俺の後ろにいるまふくんに近づいた

まふくんは目元を潤ませてこちらを申し訳なさそうに見ていた



「まふも、そろそろ自分を責めるのはよせ」

「僕も守れなかったからっ…」





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ヨル(プロフ) - コメントありがとうございます!何とかひねりにひねって作品を良いものにしていきたいと思いますのでよろしくお願いします (2020年1月16日 20時) (レス) id: 676346443e (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - この作品好きです!続き楽しみに待ってます! (2020年1月16日 20時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
パピヨンlove - ヨルさん» いやいや全然!バイト〜〜〜頑張れ!!!!!(元気玉)いつでも待ってるよ(イケウ``ォ) (2019年8月21日 1時) (レス) id: 96ecbd33f4 (このIDを非表示/違反報告)
ヨル(プロフ) - パピヨンちゃんおひさ!ありがとねー!!今、バイトとかの予定で中々更新頻度が下がってしまってね…気長に待ってて! (2019年8月11日 19時) (レス) id: 676346443e (このIDを非表示/違反報告)
パピヨンlove - ヨルさん久しぶり!!!!作品面白いね。読んでて楽しいよ!!更新頑張って! (2019年8月11日 13時) (レス) id: 96ecbd33f4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夜紅茶 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/qZN5vxyJ6V2/  
作成日時:2019年6月28日 15時

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