sugar×20 ページ21
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けどもう一つだけ気になる点があった。
Aが喧嘩を売った奴が暴力を振るおうとしていた時に俺は魔法を使って止めようと手を前に出そうとした
しかしその合間に気配もなく現れたのは見覚えのある黄色のヤツ。俺が助けようと思っていたのに手柄を横取りしていきやがったあのナルシスト紳士
そしてアイツはこっちの様子に気づいていたのか目を合わせていやらしい笑みを浮かべた。
(なんであんなとこで人間に化けてんねん)
あいつは人間ではなく悪魔。しかもセンラは契約を他の人間と結んでいるはずなのだけれどその近くにいたらええのに態々Aのいる学校に潜んでいる
…まだ、それだけだったらいい。
こちらへ見せしめのようにAの近くにいて会話をわざと交していたところに心臓の辺りが煮えたぎるようにムカムカした
悪魔は人間の感情の味に依存をする。けれど飽きたら人間の前から姿を勝手に消して今までの記憶も消滅させる
人間の食べ物の好みが変わるような感じだ。そんなに悲しいことでもないと思っている
(…これは本能だ)
「なぁ」
椅子から立ち上がりベットの上で寝転がるAの顔の横に手を置いた。いきなりの事で収集がついていないのか困惑し頬を赤くしながら目を見開いていた。
可愛い、とかそんな感情あるわけが無い。
「今日摂取してないんやけど」
人でもない奴が人間の餓鬼に恋とか夢物語みたいに落ちることも無い。
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夜紅茶(プロフ) - ちょこさん» コメントありがとうございます!続編を希望していただきありがたいです!一応こぼれ話としてなにか書けないか検討してみます! (2022年4月2日 11時) (レス) id: 2017f33955 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - とてもよかったです!その後話が欲しい! (2022年2月21日 4時) (レス) @page50 id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
ヨル(プロフ) - さざんかさん» コメントしていただきありがとうございます!今後も作品を見守っていただければ幸いです! (2020年4月13日 9時) (レス) id: 676346443e (このIDを非表示/違反報告)
さざんか(プロフ) - 普段全く他の方の作品にコメントする事はないのですが、この作品は本当にドストライクなので初コメ失礼致します…!完結おめでとうございます!悪魔と天使のお話も凄く深いなと思いました。。伏線も凄く気になります…!今作品関連作品が出たらまた読ませて頂きます!! (2020年4月13日 2時) (レス) id: 63429259c8 (このIDを非表示/違反報告)
ヨル(プロフ) - コメント、評価をしていただきありがとうございます!ご期待に添えるよう努力していく次第なのでよろしくお願いします! (2020年4月3日 22時) (レス) id: 676346443e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヨル | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/qZN5vxyJ6V2/
作成日時:2020年2月24日 22時