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10─JMN side─ ページ10

──────────…



いつまでもコンビニに居る訳にも行かず
部屋に戻ると、そこにテヒョンアの姿は
もうなくて。


「あれ、テヒョンアは?」


そう、朝霧…いやAさんに聞くと、


『あぁ、少し前にお部屋に戻ると帰られましたよ?』


なんてふんわり微笑みむから、



ご飯冷めちゃいましたね?なんて
言って食事を再開させ、色々な事を話した。



それは俺にとってとても穏やかな時間で、

俺の昔話や、他の海外での思い出話をすれば
Aちゃんも、にこにこ笑って話を聞いて
くれる。



そんな彼女がとても可愛いく見えて、


もっと彼女を笑顔にさせたいな...



なんて、何も知らない俺は




“恋”しちゃったのかも。///



なんて、くすぐったい気持ちになって



「..あの、」
『はい?』

「実は明日からは、大阪に行くんです。」
『へぇ〜、忙しいんですね?』


「だから、良かったら、
  連絡先交換しませんか?」


なんて思い切って言ってみたりして。



『はいっ、ぜひ。』

そう言って微笑んでくれたから、
これでどこに居てもAちゃんと
繋がって居られる、



なんて、それだけですごく嬉しくなって。



舞い上がって、、




一瞬、彼女が困ったような表情を見せた
のを見逃した事を、





いや、俺は結局彼女を何も知らないまま、







この腕の中に抱いて、眠りについた。




────────────…



─────…


『ジミンさん、そろそろ私...』


気付けばもう朝になっていて、


「あぁ..また、東京に来たら会えますよね?」


そう聞くと、ふんわり微笑みを浮かべ

『はい、ジミンさんが呼んでくれるならいつでも。』



そう言うと、俺の唇にそっと触れるだけの
キスをして部屋を出て行ったAちゃん。





「...呼んでくれるなら、か。」



少しだけギュッと胸が苦しくなったけど、
東京に来たらまた会える、
それだけで温かくなるこの心。


そんな余韻に浸る間も時間は待ってくれず、
大阪に移動する準備をしなければならなくて。



そのままバタバタと時間が過ぎて行き、
大阪での初日を終えてやっとホテルに戻った
俺が、VLIVEをするモニヒョンの元に
遊び行こうと部屋を出た時だった。







俺の部屋から4つ離れた角部屋の
ドアが開いて、



────────────────…



───────…





その部屋の中へと吸い込まれて行った
今朝まで腕の中に居たはずの姿...








なんでココに居るの、、

11→←9─TH side─



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作者名:ぽん | 作成日時:2019年10月2日 16時

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