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一番に心配してくれる人 ページ15

「毎日、来なくてもいいのに」

俺が入院したその日から毎日ハギョンが見舞いに来る
日本にも行かなきゃいけないし準備だって色々あっで忙しいはずなのに

「日本に行ったらなかなか会えないし…そしたらテグナも寂しいでしょー?」

そんなことを言いながら横になる俺の足元に甘えるように上半身を伸ばした

寂しいのはお前だろ、って思ったけど
言うとまたうるさいから言わないでおこう

「ハギョニ」
「んー?」

俺が名前を呼ぶとにこっと微笑んで俺を見つめる

「こっち来い」

「いいの?」

こくり、と頷けば嬉しそうに枕元に移動して自分の腕を枕にしてフニャッとまた微笑んだ
急に愛しい気持ちがふれてそっと頬に触れてみる
暖かくて、柔らかい…

「テグナ…ごめんな、」
「…?なにが、?」

なぜ、急に…ハギョナが謝るのかわからなかった
でもだんだんとニコニコしてた顔が崩れて目を潤ませながら困ったように眉を下げた

「リーダーなのに…ちゃんと気が付けないでテグナに無理させてた、お腹痛いのだってギリギリまで我慢…させちゃったし…」

「それはお前が悩むことじゃない俺の健康管理不足だ」
「でも…んむっ」

まだ喋ろうとするハギョナの唇を摘んで止めてやる

「もう言わないか?」

こくこくと必死にうなづいたからパッと手を離してやると起き上がってむすっとした顔で自分の唇を撫でた

「大丈夫、すぐ良くなって戻るから。ハギョナはあのうるさい弟たちを頼む」

手を伸ばして目元を撫でるとぽろっと一粒涙がこぼれた

「わかってる…、だから早く良くなってね…」


ハギョナの頬に手を伸ばして撫でてから
そっと引き寄せて唇を重ねる
温かくて柔らかい…

「約束するだから、ハギョナも。泣くなよ?」

「うんっ!!」

照れ臭そうに笑って、俺の首に手を回して抱きついてきた
その背中を優しく撫でてやる

俺だって一緒に日本で活動できないのは寂しい
早く良くなってハギョナもペンも喜ばせてやらないと…。








(おっと…
(シガ?どうした?
(あ…えっと、ホンビナ…帰ろうか!
(は?
(いいから!ほら!行くぞ!!
(えっ、えっ!?

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杏杏(プロフ) - p663さん、ヘムチ可愛すぎますー^_^読んでてほっこりしちゃいます。 (2017年6月4日 16時) (レス) id: 7fcd0680c9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:p663 | 作成日時:2017年5月17日 11時

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