BROTHERS CONFLICT夢小説「ひまわりの君と僕。」3

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部屋に戻って、渡された紙袋を開封すると、中にはドレスが入っていた。

肩や膝はレースによる透け感で、上品な感じを出しつつも、色気をあまり感じさせないデザインのもので、

カラーもモスグリーンと、落ち着いたものだった。

中には手紙が入っていた。美和さんからだった。

どうやら結婚式での衣装を用意してくれたらしい。

手紙には選んだ時の心境が書かれており、思わずうるっと来てしまった。

ーーーいよいよ来週。

久々に、私の母になる美和さんと、父と再会する。

しかも、人生の中で大きなイベント、結婚式で。

(いい式になるといいな)

私は心からそう願った。




(そういえば……)

だいぶ前のことだが、私はマンションの空き部屋から、朝日奈家にはまだ2人兄弟がいると仮定したことがあった。

推理通り、順番的にとピッタリ四男、404号室の住人であっただろう光さんがいた。

残る空き部屋は407号室の元住人…七男の人はまだ会っていない人か？

(もしかしたら、結婚式で会えるかな？)

あと1週間後にせまった結婚式。

未だ知らぬ兄弟と会えるのかもしれないということを楽しみにすると同時に、

いい式にしたい、ドレスに見合う自分にしたいという思いで、

残りの1週間で、自分磨きにさらに精を出すことを決めた。


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次回から、結婚式編。
だいぶボリューミーです……

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