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5階の玄関は開いていた。

奥の方からは音楽に混じって、賑やかな声が聞こえてくる。

「お、この歌いいよねー。最近よく聴いてるんだ」

「あ、俺もスキ。けど、歌詞よく聴くとそーとーエロくね?

坊主ってこーゆーの聴いていいの?煩悩がどーたらって問題になんねーの?」

「なるはずないでしょ、つばちゃん。そもそも、全ての音楽は宗教音楽が発祥なんだ。音楽は言葉が通じない相手にも訴える力があるからな。リズムが愛を伝えるんだな」

要さんは少し酔っているみたいだ。

いざリビングへやってくると、私たちはなかなかその輪に入ることができず、ダイニングから聞こえる会話に、耳を澄ませながら、ゆっくりとダイニングへ降りる階段へ向かった。

「何が愛だよ。……くだらない」

昴さんがボソリと言った。

「愛がくだらない?

何言ってんだよ昴。おまえ、あの子達のことが気になって仕方ないんじゃないのー?」

「……えっ!」

(……え?)

思わず足が止まった。隣の絵麻もそうだったらしい。

「そ、そんなこと……」

「あー、嘘つき〜。今日だって、あの子達が髪型変えたの、自分のためだとか思ってたんじゃないのか〜」

「ち、ちげえよ!」

本当は立ち去るべきだってことは分かっていた。

……でも、どうしても足が動かない。そればかりか、耳の鼓動がうるさい。

「じゃあさ〜、昴はあの子達のこと、どう思ってるわけ?ていうか、正直どっちがタイプなの?」

「いや、だから、それは……」

「言えない?ほーら、やっぱり気にしてるじゃない★

ねーどっちがタイプー?」

「だから違うって言ってんだろ!」

「何が違うんだよ?」

椿さんがそういうと、一瞬の間があってから、昴さんの怒鳴るような声が聞こえてきた。


「迷惑なんだよ!!」


その言葉が耳に届いたとき、全身の血の回りが止まったかのように、体が冷たく固まるのを感じた。

隣からどさりという音が聞こえた。

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作品ジャンル:アニメ
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ぷよぷよぷよん♪(プロフ) - 美姫さん» そう言っていただいて嬉しいです!ただいま書き溜めている最中ですので、また溜まったら一気に放出します!美姫さんのお声を励みに頑張りたいと思います!コメントありがとうございました! (2021年5月9日 23時) (レス) id: 89aa548621 (このIDを非表示/違反報告)
美姫(プロフ) - 最高に面白いです!!続きがとても気になります!更新頑張ってください!! (2021年5月6日 7時) (レス) id: ac5aee6225 (このIDを非表示/違反報告)
ぷよぷよぷよん♪(プロフ) - Kさん» ありがとうございます! (2021年4月29日 21時) (レス) id: 89aa548621 (このIDを非表示/違反報告)
K - 頑張ってください!応援しております! (2021年3月22日 2時) (レス) id: 0b64bc8b9e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぷよぷよぷよん♪ | 作成日時:2021年2月12日 23時

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