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撮影が終わり、もういちど更衣室に行って戻ってくると、祈織さんから封筒を手渡された。
「はい、さっきの写真」
「ありがとうございます」
「あ、ありがとうございます」
「素人写真だから、あんまり期待しないで」
(いやいや、あんなガチセットだったのに…)
「いえ、そんな！」
絵麻もあたふたと答える。
「ふふ…。ところで、僕はこのあと、少し店を手伝わないといけないんだけだ、2人はどうする？」
答えに迷い、絵麻を見るが、絵麻の方も困ってしまったのか、私の方を見てきた。
「……そろそろ帰ります。たぶん絵麻は夕食の準備があると思うので」
「じゃあ、正門まで送るよ。……今日は来てくれてありがと。楽しかったよ」
ブライトセントレアの門をくぐり、私たちは家路へとついた。
「とっても楽しかったね、お姉ちゃん」
「うん。陽出とは雰囲気が違って、新鮮な気持ちだった」
絵麻は緊張感からの解放と、楽しさの余韻の両方が入り混じったような、少しフラフラと危なげな足取りで歩みを進めている。
「気をつけて歩いてよ」
「はーい、お姉ちゃん」
私はそんな絵麻の少し後ろを、ゆっくりめに歩いた。
(そういえば、祈織さんのクラスメイトの彼女が言っていたこと…)
『中学のときのこと、吹っ切れたのかと思ったのに』
(中学のときのこと、ね……)
私は立ち止まって、空を見上げた。
(私は、吹っ切れられたのかな…)
秋風が私の髪を揺らし、そのまま私の顔を半分覆った。
「おねえーちゃん！はやくー！置いてっちゃうよ！」
絵麻が私の方を振り返り、大きな声で私を呼んだ。
その声で我に帰り、「今行くから置いてかないでー」
と絵麻の元まで走っていった。
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ぷよぷよぷよん♪(プロフ) - 美姫さん» そう言っていただいて嬉しいです！ただいま書き溜めている最中ですので、また溜まったら一気に放出します！美姫さんのお声を励みに頑張りたいと思います！コメントありがとうございました！ (2021年5月9日 23時) (
レス) id: 89aa548621 (このIDを非表示/違反報告)
美姫(プロフ) - 最高に面白いです！！続きがとても気になります！更新頑張ってください！！ (2021年5月6日 7時) (レス) id: ac5aee6225 (このIDを非表示/違反報告)
ぷよぷよぷよん♪(プロフ) - Kさん» ありがとうございます！ (2021年4月29日 21時) (レス) id: 89aa548621 (このIDを非表示/違反報告)
K - 頑張ってください！応援しております！ (2021年3月22日 2時) (レス) id: 0b64bc8b9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぷよぷよぷよん♪ | 作成日時：2021年2月12日 23時
