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「……これで大体半分くらい回ったんだけど、どうする?少し休憩する?」

校舎と校舎をつなぐテラスで祈織さんが言った。

「私はどちらでも大丈夫です。絵麻は?」

「あ、私は少しお手洗いに……」

「そう。それならそこを曲がったところにあるから、行っておいで。僕たちはここで待ってるよ」

「はい」

絵麻はあたふたと化粧室へと向かった。

そして、私と祈織さんは2人きりになった。

祈織さんとは家ではあまり話さないから、少し緊張する。

「Aちゃんは、ここへは来たことがあるんだよね?」

若干気まずい雰囲気になりかけていたのを、察したのかどうかは分からないが、祈織さんが話しかけてくれる。

「あ、はい。中学生の時に学校見学で…。でも忘れてる場所が多くて、今日初めて来た気分で、楽しいです」

「そう。楽しんでくれてよかった」

私の答えに、祈織さんは柔らかく微笑んで返した。

顔面偏差値の高い朝日奈家でも、祈織さんは相当な美形なので、思わず惚れ惚れとした。

祈織さんの笑顔に見惚れていると、あちこちから女の子の声が聞こえてきた。

『誰あれ?』

『朝日奈先輩の彼女?!』

『え、でもさっき、髪の毛アップしてる、別の女の子もいなかった?』

『そうなの?』

『うん、その子の方が可愛かったよ』

『じゃあその子が彼女なのかな?』

「……」

(祈織さんってモテるんだなぁ……)

絵麻と3人で回っている間も、何度か視線を感じたりしていた。

祈織さんと2人きりになり、陰から聞こえる声がより鮮明に聞こえるようになって、正直落ち着けなくなってしまった。

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作品ジャンル:アニメ
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ぷよぷよぷよん♪(プロフ) - 美姫さん» そう言っていただいて嬉しいです!ただいま書き溜めている最中ですので、また溜まったら一気に放出します!美姫さんのお声を励みに頑張りたいと思います!コメントありがとうございました! (2021年5月9日 23時) (レス) id: 89aa548621 (このIDを非表示/違反報告)
美姫(プロフ) - 最高に面白いです!!続きがとても気になります!更新頑張ってください!! (2021年5月6日 7時) (レス) id: ac5aee6225 (このIDを非表示/違反報告)
ぷよぷよぷよん♪(プロフ) - Kさん» ありがとうございます! (2021年4月29日 21時) (レス) id: 89aa548621 (このIDを非表示/違反報告)
K - 頑張ってください!応援しております! (2021年3月22日 2時) (レス) id: 0b64bc8b9e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぷよぷよぷよん♪ | 作成日時:2021年2月12日 23時

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