BROTHERS CONFLICT夢小説「ひまわりの君と僕。」3

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「Aー、今日の放課後、暇？」

澪がお弁当のハンバーグを頬張りながらそう聞いてきた。

澪は超がつくほど底無しに明るい性格だ。逆にクラスで浮いてしまうほどに。

澪が悪い子でないと周りは分かってはいるけれど、連むかどうかは別問題のようで、クラスでは若干孤立している感じだ。

本人はそれに対してなんとも思っていないようだ。

そして休み時間のたび、私のクラスにやってきてはマシンガントークを繰り広げ、帰って行く。

自由気ままなところも、周りからしたら掴みにくいのかもしれない。


一方、愛子は見た目が派手で、近寄り難い印象を持たれているようだ。

それに加えて、大人びた性格のせいか、クラスの子には冷たい子だと思われているようだ。

愛子自身は実際少し気にしているが、クラスの子と喋れるには喋れるようで、その分には気にしていないという。

私が思うに2人は、見た目的には完全に陽キャと呼ばれる分類なのだが、逆にその印象が強すぎて浮いてしまう要因となった感じだ。

私も何か部活に所属しているわけでもないから顔は狭いし、必要最低限の友人しか作っていない。

そのため、クラスの子とはとりあえず会話ができればいいくらいの関係を築いている。

(周りに媚を売ることはもう懲り懲りだからね……)

と、まあこんな感じで、私と澪と愛子は、2年になってからクラスは違うのだが、昼ごはんは空き教室で毎日一緒に食べているのだ。

「暇だけど、なに？どっか行くの？」

「行きたいなーって思って！ゲーセンも行きたいんだけど、服とかも見たくてー」

「いいよー」

服は絵麻と買い物行く時の下見になるしね。

「愛子はどう！？暇？！」

「私は今日は遠慮しとこうかな」

「おけーわかった！じゃあ2人で行こ！A」

「うん」

「HR終わったらAの教室行くね！」

「はーい」

「楽しんでおいで」

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