BROTHERS CONFLICT夢小説「ひまわりの君と僕。」3

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その方を見ると、顔をものすごく赤くした昴さんがいた。

(確か誕生会が始まった時から少し赤っぽかった気がする)

今はその時よりもひどく、真っ赤な顔をしている。

(熱でもあるのかな？)

「大丈夫、あれは病気じゃないから」

昴さんの様子に首を傾げていると、私の顔のそばにひょいと顔を出してきて、いきなり要さんが言った。

「っ」

声も出せずに固まっていると、要さんはこう続けた。

「いや、病気かな。医者でも治せないっていう病気かも。

まあ、俺も同じなんだけどね」

すっと腕が私の肩に伸びてくる。

「医者にも治せないんだから、まして坊主じゃ、無理だよね。

それにいいんだ。俺はこの病気にずっとかかっていたいから……」

「え……？」
　





そのとき、横から伸びてきた手が、要さんの手をやんわりと掴んだ。

「祈織……」

少し硬い表情をしてそう言う要さん。

要さんの手を掴んだのは、祈織さんだったのだ。

「彼女が困っていますよ、要兄さん」

そういうと、祈織さんは私を見た。

「ごめんね、大丈夫？」

「あ、はい……」

「ところで、聞いてもいい？」

祈織さんがにっこりと笑って言った。

「なんですか？」

「今日、どうして髪型変えたの？」

「あ、これですか」

私は自分の頭を指した。

「琉生さんがやってくれたんです。

すごいですよね、琉生さんって。軽々とでも、すごくおしゃれに仕上げるなんて」

「……ああ」

祈織さんがゆっくり頷く。

「琉生兄さんは美容師としては一流だから。

指名してくるお客さんも多いらしいよ」

「わかります、それ」

「……ふふ」

不意に祈織さんが嬉しそうに笑う。

「……？」

「ああ、ごめん。気にしないで。アレンジを変えたのが君の意思じゃないってわかって、良かったなと思っただけ」

「え……？」

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