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続き ページ15
勢いでしちゃったけど、わたし今絶対顔真っ赤だな…
「…その、わたし、まふゆに何か感じてもらえるように頑張らないとだね…」
まふゆは何も言わぬまま少し俯いている。
「……まふゆ?」
まふゆが先程から何も言わないので、名前を呼んでみる。
「…うん。」
まふゆはそう一言で返事をした。
恋人、か……
まだわからないことは多いけど、これが何か、まふゆのためになったらいいな。
「これからも……恋人として、よろしく。まふゆ。」
わたしはまふゆに向かって精一杯笑いかけた。
* *
その後
「何か、感じてくれた?」
そう言うと、目を合わせようと、まふゆの顔を覗きこむ。
「……わからない。」
わたしと目が合うと、まふゆは言った。
「…そっか。でも、またさせてほしいな。」
わたしがそう言った瞬間、まふゆの瞳が僅かだが揺らいだ気がした。
そのあとナイトコードに戻った二人は、いつもと同じように四人で作業を再開しましたとさ。おしまい。
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作成日時:2021年9月13日 1時