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舞台上 ページ26
祐樹「今日は、僕のデビューライブに来てもろて、ありがとう
最後まで、楽しんでってな〜」
祐樹は、小さい体を最大限動かして
舞台を縦横無尽に駆け巡る
一人しかいないのだから
舞台が広く感じないように動く事は
なかなかに大変だ
そんな祐樹に、暖かい拍手が送られる
３０分続いたステージも、そろそろ終わり
祐樹「皆、僕のために来てくれて、ありがと〜な」
ニッコリとお礼を述べれば、客席から歓声があがる
玲愛「はぁ〜い、祐樹君、お疲れさまでしたぁ〜」
玲愛が出てきた瞬間
アイドル科の人は凍り付く
何を企んでるのだとか…プロデューサーが何やってるんだ…とか
一方、普通科や外部の人は、突然の事に戸惑っている
玲愛「私がぁ〜、ココに出てきたのはぁ〜
祐樹君の事で…皆さんにお伝えしておかないといけない事がありまして〜」
わざとらしく、ゆっくり喋る玲愛
祐樹は何も言わず、黙って聞いている
アイドル科の生徒は、玲愛を阻止しようと動きだしたが
舞台までには距離があり過ぎた
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作者名：木原祐樹 | 作成日時：2016年8月16日 22時
