もう1人の協力者 ページ10
「か…過去に戻ってペンダントを
作るのを止めればいいんじゃない?」
ファルルは震えながら言った
「…ダメなんだよ、ファルル…
過去に干渉してしまえば、今は消える…」
ファルルたちは座り込んだ
「…お腹空いた」
「空気読んでよお姉ちゃん!?」
流石にそれは空気を読んでない、と思ったナノハ以外の4人だったが、ナノハはまったく気にせずにいた
「ああ、僕も少し空いたよ」
「あれ…まほちゃん?」
「まほちゃんとは…?」
ナノハが不思議そうな声で聞いた
「ファルルがそう呼んでる」
「へぇ、ファルルの新しい友達かい?
僕は紫京院ひびき。」
「あ、とこりるーろの」
「トリコロールだ」
ナノハは盛大に名前を間違えながら叫んだ
「お姉ちゃん、お金の単位のユーロみたいなこと言わないで…私はユイカです。この姉は
ナノハ。」
「私はレイナよ、よろしくね」
「シェインって言います。よろしく」
「ああ、よろしくね」
ひびきは4人に一礼した
「ねえまほちゃん!」
「何だい?」
「ナノハたち、今、このプリパラの想区の
かおすてらーって言うのを調べてるの!
かおすてらーを倒さないと、この想区は
壊れちゃうらしいの!お願い、力を貸して!」
「…カオステラー?」
ひびきは怪訝そうな顔をしていた
「そう、カオステラー。そのカオステラーを
私たち、双子の姉妹が浄化するんです」
「…その話、乗ったよ」
「ほんと!?ありがとう、まほちゃん!」
ファルルはぴょんぴょん飛び跳ねて喜んだ
「…ねぇひびきさん、過去を見てきて分かったんだけど、このペンダントを見てくれる?」
ナノハは空白のペンダントを出した
「これって…すまない、続けてくれ」
「…これを作った日に行ってきて、のんさんとちりさんがいたんだ!だから、ここの
カオステラーはのんさんかちりさん
だと思うんだよね…」
「!?」
ひびきは少し驚きを見せていた
「どう思いますー?」
「シェイン、どう思うって…」
ナノハはまた考え事をしていた
「…残念だよ。だって彼女たちは僕の考えた
ことも理解できるし、それを形にできる…」
「…今、形にできるって言った?」
ナノハが呟いた
「のんさんとちりさんはペンダントを
作った。ひびきさんは僕の考えたことを
形にできると言った…ペンダントを見て驚いたのも…ひびきさんが考えたことだから…のんさんかちりさんだといった時も驚いていた…
ひびきさん…なんか、知ってるの?」
「ああ、知ってるとも…」
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