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泣き止んで、カカシさんから離れる。
『ありがとうございました』
ｶｶｼ「いいえ。A、聞きたいことがある」
『なんですか？』
ｶｶｼ「あの術はいつ完成した？」
あの術か...
『1年ほど前です。昼間は太陽の光で、夜は月明かりで使えます。曇りや雨の日には周囲の明かりを使って使うことができます。』
光遁は私が作った術。だから、私にしかできないし教えることも出来ない。
ｶｶｼ「2代目木ノ葉の黄色い閃光だね」
お父さんの....
『そ...うですね』
ｶｶｼ「嬉しくないの？」
『大切な人を失った今、この技は使いたくないんです』
ｶｶｼ「どうして...新術ならどれだけ希望の光か((『お願いしますカカシさん』...わかったよ」
しかし私の願いは虚しく消えた。
____
最近やけに里が騒がしい。理由はひとつ、
ﾀﾞﾝｿﾞｳ「シキ、お主新術を会得したようだな」
この人の耳に入ってしまった。
『そうですが、なんですか』
ﾀﾞﾝｿﾞｳ「その力、わしにかせ」
『お断りします』
ﾀﾞﾝｿﾞｳ「理由を聞こう」
ダンゾウ様、やけに冷静だ。
『この力は大切なものを守るために使う。そのために会得しました。しかし、守れなかった。なのでこの術は二度と使いませんし、誰にも教えるつもりもありません』
ﾀﾞﾝｿﾞｳ「そうか...それならこちらにも考えがある」
考え...！？
『だれ』
周囲を暗部に囲まれる。
ﾀﾞﾝｿﾞｳ「残念だよシキ...いや、波風A」
！？
____
何時間たったかわからない。聞こえるのは水の音...ここは...
ﾀﾞﾝｿﾞｳ「目が覚めたか」
『ここ...いっ!!』
お腹に痛みが走る。殴られてたか....
ﾀﾞﾝｿﾞｳ「静かに力を貸せばよい」
『それだけは断る』
ﾀﾞﾝｿﾞｳ「ならばそのまま死ね」
っ...
ダンゾウが出ていき地下に1人。どうにかして脱出しなきゃ。
私は周囲を見渡してどこか抜け道を探す....あの穴なら。
『口寄せ(ﾎﾞｿｯ)』
ﾘｼﾞｭ「A」
『リジュ....お願い』
ﾘｼﾞｭ「わかった」
リジュに頼む....誰でもいい...私はこのままここで死ぬことなんてできない。ナルトを...あの子を守らなきゃいけないから...
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作者名：プーリー | 作成日時：2019年7月6日 22時
