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チーズを食べたりナッツ類を食べたりと、しばらくは気が逸れていたもののまたこちら側に関心が向いたらしい。
「なあなあ信ちゃんっ、あんなっ？俺とヤスな？寝る前めっちゃイチャイチャするんよ。信ちゃんと横山くんはするんっ？」
「…どーでもええやんか。」
「えーっ、気になるやんっ！２人がイチャイチャするところ、あんま見たことないんやもんっ！」
「まあ、お前らみたいに人前でそういうことせえへんからな。」
「何でなんっ？見たいわあ…。」
「見んでええわっ！」
酔っぱらった、たつの相手をするのはホンマに大変。
ふう…とため息を吐いていると、隣から手が伸びてきて優しく髪を撫で始めた。
「ひな、お疲れさん。」
「…ん、ありがと。」
ヨコの言動に気持ちが和らいで顔が綻ぶのがわかる。
そんな俺らの様子をニヤニヤしながら見ている２人の視線に気づいた。
「ええ光景やわあ…。なあヤス？」
「せやねえ。微笑ましいわあ…。」
気恥ずかしくて顔が熱くなってくるのがわかる。
「まあええやん。たまには、なあ…？」
ヨコもいい感じで酔いが回っているのか照れることもなく抱き寄せて、頭をポンポンしながら俺に微笑みかけた。
…もう、ここで男前出さんでもええやんか。
照れくさくて視線を逸らすと、たつがヤスを抱きしめて髪に顔を埋めているのが見える。
「むっちゃええ匂いするー♪」
「おーくら〜、ちょっ、苦しい…っ！」
ぎゅうぎゅうと抱きしめているのか苦しそうなヤスの声が聞こえた。
「たつ、いい加減にせえっ！」
ヨコから離れて、たつをヤスから引き離す。
「ふう…っ。信ちゃんありがと。助かったあ…。」
「…ったく、手のかかる奴。」
ちらりとたつを見ると、もう寝とる。
こいつ、ホンマあかんわあ…。
しばらくお酒飲ますのはやめよう…、心からそう思った。
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―*end*―
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作者名：∞さっちん∞ | 作成日時：2017年9月17日 12時
