7月18日 しつこい日 ページ6
「先輩、そろそろ私のこと好きになった?」
「全然」
「もー!!」
いつも放課後になると下駄箱で俺の事を待つ奴がいる
どこで会ったか忘れたが毎日のように振られにくる
.
「こんなに先輩のこと、好きなのに!」
「伝わってるって」
しつこいくらい
「じゃあ付き合って下さい!」
「無理でさァ」
だって、
「なんでですか?」
「黙れバカ」
「いででで!!ほっへひっはいすい(ほっぺ引っ張りすぎ)!!」
こうやってお前が、俺の所にくるのを
「おーよく伸びるなァこれ」
「いだいいだい!」
「あれ?泣いてんの?」
「もう!泣いてません!!」
好き好き言っても、俺に反抗してくるのを
「お前に俺の彼女なんて務まるわけねぇだろィ」
「が、頑張るもん!」
「へー、じゃあ具体的に何を頑張るんでィ」
「それは・・・可愛さ、とか?」
「不合格」
「えぇ!!そんなぁ」
.
.
俺はどこかで期待してて、この時間が楽しみだったりするから
.
「・・・ま、努力次第で、補欠にしてやってもいいけど」
「え!本当ですか?」
「補欠だからなあくまで」
「わーい!先輩の彼女になれるかもー!わーい!!」
「・・・バカ丸出しでィ」
憎めない、嫌いじゃない
「そのままお嫁さんになれるかなぁ」
「おい、勝手に話を進めてんじゃねぇや」
見てて飽きない、ずっと見てたい
.
「俺より素敵な奴が現れたらどうすんでさァ」
「現れても気づきません!
先輩以上に素敵な人なんて私には分かりません!!」
「・・・何でィそりゃ」
誰にも取られたくない
でもそんな事言ったらこいつは調子に乗りやがる
だから絶対、お前に惚れてるなんて
.
.
「私はしつこい女なので!覚悟しててくださいね!」
「十分知ってらァ ま、精々頑張りなせェ」
「はい!未来の旦那様^^」
「・・・おぇ」
「ちょっと!」
お前の事が好きだなんて、言ってやんない
.
.
.
End...
ほのぼの総悟くんシリーズ(*^^)v
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作者名:おはなののか | 作成日時:2016年3月28日 17時