僕はキミが好き (ページ17)

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安田side

はぁ～相変わらずうまいなぁ～
ホッと一息して
詞を考え始める

安｢んっ～何かちゃうねんな～｣

俺はブツブツと独り言をいいながら
ペンを走らせる

しばらく時間が過ぎ
時計に目をやるとそろそろ帰らなくてはいけない時間やった

安｢すいません、お会計でお願いします｣

大｢はい。少々お待ちください｣

お会計を済ませる

安｢ごちそうさまでした～｣

大｢ありがとうございました。またお待ちしております｣

またとびっきりの笑顔で言われる
最後まで爽やかやな～
そう思い家へと向かう

翌日もいつも通り仕事をこなし
少しだけ残業があったけどわりと早めに仕事が終わった
今日も帰りに寄っていこうかな
何かいい詞が書けそうな気がするな
何となくそんな気がして
またいつもの席でいつもと同じものを注文する

大｢お待たせしました。ごゆっくりどうぞ｣

そしてまたとびっきりの笑顔

安｢うん。やっぱりうまいなぁ｣
ホッとしながら
紙に向かいペンを走らせる

たくさんの言葉が並べられた紙とにらめっこしながらブツブツと呟く
すると

大｢あのーそろそろ店を閉める時間なのですが…｣
遠慮気味に声をかけてくる

安｢あっ！もうそんな時間やったんや。すいません｣