僕はキミが好き (ページ18)

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大倉side

いつもの席でいつもと同じものを注文する彼は紙とペンを取り出し何かを書いている
よほど集中していたようで
あっという間に店を閉める時間に

大｢あのーそろそろ店を閉める時間なのですが…｣

安｢あっ！もうそんな時間やったんや。すいません｣

バタバタと帰る準備をしようとする彼
そんな彼に俺は

大｢あっ、いえあの、もし良かったらもう少し大丈夫ですよ？まだ片付けも残ってるのでここ使っててもらっても。｣

安｢えっ？あっでもそれは申し訳ないですよ｣

大｢いえ、お仕事のまとめられてるなら中途半端よりキリのいいところまで仕上げていってください｣
いつもの笑顔で言う

安｢えっ、あっ、ありがとうございます。でもこれ仕事やなくて、ライブ用に歌詞書いてたんですよー｣

大｢えっ？そうだったんですか？歌詞書かれてるなんてすごいやないですか。それなら尚更思い付いたこと形にした方がいいんやないですか？僕奥の片付けしてるんで、遠慮なく使ってください｣

安｢それじゃあ、あと少しだけ。すいません｣

彼は頭を下げてまたペンを走らせる

俺はキッチンの片付けをする