【文豪ストレイドッグス】何でもします。だって探偵社だもん。

依頼:亡くなって生まれ変わって文豪の目の前に現れたら。 ページ38

橙咲智歌様のご依頼です。ありがとうございます。

夢主、幼女に生まれ変わります。
前世(幼女になる前、いつも)の記憶はある設定です。

______…

中島敦
「へ…きみ、何処かで…」

面影が誰かに重なった。それは、夢主で。
敦君、何故だか涙が出ます。
「へ…なんで…僕、泣いて…?」



太宰治
「……こんにちは、何故だか君には、私の大切な人と似ている様だ。私は太宰、君は…?」

しゃがんで、幼女夢主の目線に合わせる紳士対応。微笑みながら手を取り、優しい口調で話す。「生まれ変わったんだよ」と云うと抱きしめられます。
「ふふ、これじゃあ結構な年の差だね」



国木田独歩
「! Aッ…⁉ は、す、すまん…」

面影が夢主と幼女に重なり、思わず名前を呼んでしまった。自分の勘違いだと思った国木田さんは背を向けて帰ろうとします。急いで抱き締めてあげよう。
「…ほ、本当にA…なのか…⁈」



江戸川乱歩
「……はは、生まれ変わりって、ほんとにあるんだ…」

一目見て気づきます。涙目で浅く笑い、しゃがんで夢主をぎゅっと抱き締めます。人の目も気にしない。
「莫迦…なに勝手に死 んで生まれ変わってんの…」



宮沢賢治
「…………………あれ、Aさん…?」

ポロポロ涙を出しながら、首をこてん、と横に傾げます。困った様な顔をして、夢主の手を優しく包み込むように握ります。握り返したら落ち着いたのか、笑ってくれる。
「帰りましょう。きっと、皆も驚きます。」



谷崎潤一郎
「…き、君、は…」

何かに気付いたけれど、その先が突っかかって疑問に変わり、答えが出ない。幼女夢主が谷崎さんの手を取り握ると、気がついたのか泣き崩れます。
「…善かった…‼ ほんと、に…!」



芥川龍之介
「…お前、…誰だ。」

何かに感づいたが、答えは見つけ出せず、冷たい態度を取る。でも、目のふちが赤く、瞼が腫れていたのは忘れない。
「……矢張り、A、か…?」



中原中也
「…手前、こんな所に居たら…は、ッ Aなのか⁈」

雰囲気と直感でAさんだと思った中也さん。飛びつくように肩を掴んで質問責め。微笑んで、「そうだよ」と応えると、泣いてくれる。
「な、んだよ…勝手に俺の前から消えんじゃねェよ…‼」




______以上。依頼報告ヲ終ワリマス。
橙咲智歌様、お気に召されましたでしょうか。

依頼:男と間違われてみた。→←依頼:路地裏で昔のいじめっ子に「お前が死 んでも誰も悲しまないよ」と首を絞められたら。

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