Jr.high 5 ページ42
入学式から数日たち、極星寮にも同級生が増え始めた。
最初は新入生は伊武崎と二人だけだったため、これからきっと賑やかになるだろう。
そんなことを考えながら、Aは玄関を出る。
するとタイミングよく、小屋の方から女の子が歩いてきた。
『恵ちゃんおはよう！』
恵「あ、Aちゃんおはよう。」
『いつも夜とか寒くない？
その、わたしの部屋でよかったら、合格するまで一緒に住まない？』
恵「そんなの悪いよ！わたしなら大丈夫だから、気を使わないで？」
『うーん、でもやっぱり心配だよ。』
Aと話しているのは田所恵。
彼女は未だにふみ緒の腕試しに合格できず、寮の敷地内にある小屋で野宿を続けている。
そんな彼女を見かねて声をかけているうちに、二人は仲良くなっていた。
『ほんとに、何か困ったこととかあったら言ってね？』
恵「うん、ありがとう！」
こうして学校に着くと、それぞれの授業へと別れていった。
午前の授業が終わり、Aは持ってきたお弁当を食べようと校内をふらふらと歩いていた。
すると、大きなサクラの木が目についた。
『もうだいぶ散っちゃったけど、葉っぱになってもキレイだなぁ。』
Aはせっかくだからと、桜の見えるベンチに座り、お弁当を広げた。
この日はポカポカしてとても気持ちがよかった。
そして時おり吹く風にのって桜の花びらが舞ってくる。
『確か、地面に落ちないうちに花びらを取れると、良いことが起こるんだよね。』
お弁当を食べ終えたAは、小さい頃に創真とやった遊びを思い出し、さっそく花びらをキャッチしようと試みる。
しかし意外と難しく、たくさん落ちては来るもののなかなか上手く掴むことができない。
『うーむ、とう！っ、ていや！』
空を見上げ、夢中で花びらと格闘するA。
『えい！
とーう！
っひゃっ！？』
そしてジャンプをして取ろうとした瞬間、着地の際に足を滑らせ、後ろに倒れそうになってしまった。
"倒れる！！"
そう思いAはとっさに目をつぶった。
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篠。(プロフ) - マタタ火さん» すみません、マタタ火様が指摘しているのはどちらのことか教えていただけますでしょうか？ (2020年1月6日 20時) (
レス) id: 77342cf851 (このIDを非表示/違反報告)
マタタ火 - その先って何ーー？ (2020年1月5日 12時) (レス) id: 917dfc6071 (このIDを非表示/違反報告)
篠。(プロフ) - †NANA†さん» ありがとうございます！訂正致しました！ (2019年3月29日 6時) (レス) id: 77342cf851 (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - ページ43で、「知っているよ」が「知ってるいよ」になっています。 (2019年3月28日 23時) (レス) id: e548a45679 (このIDを非表示/違反報告)
篠。(プロフ) - アリスさん» よろしくお願いいたします☆楽しみにしています(^q^) (2018年6月8日 18時) (レス) id: 77342cf851 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：篠 | 作成日時：2018年4月25日 20時
