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その後、えりなを囲む極星メンバーを微笑ましく眺めていた緋沙子だったが、そろそろ自分も家に帰ろうと玄関を出た。
それに気づいた創真が、玄関先まで見送りに来た。
「えりな様をどうか頼む」
「まー別に俺が構わなくても、寮の連中が構うしな？それにAも、あいつが元気ないのずっと気にしてたみたいだし。
この家出で、薙切の親父さんも少しは反省したらいいけどなー。」
「……そう上手くは…ゆかないかもしれないな…」
「…？」
「薊殿の計画にとって、えりな様は…"鍵"なのだ。
そしてどうやらA様こそ、その鍵を携え世界を美食へ導く者…荒野を切り裂く“聖女”なのだ…」
一方その頃、えりなの家出が薊に報告されていた。
「アリスお嬢が連れ出した模様です…人員を出しますか？」
「流石アリスだな、行動が早い。行き先を探っておくだけで構わないよ」
「……そろそろ、一ノ宮Aも手元に置いておくべきではないですか？」
「彼女については司に任せているのだが…、そうだね、少し力を貸すとしよう」
「……？」
すると薊は不適な笑みを浮かべ、楽しげに呟いた。
「明日は、大変革の幕開けの日だ」
そして翌朝。
集められた講師陣に、新たな教育メソッドが配られた。
ついに、薊政権の幕開けである。
「生徒の諸君、ごきげんよう。薙切薊だ。
今から話すのは、僕が目指す理想の世界…遠月学園を改革する内容についてである」
そして学園中に、薊の演説が中継されてゆく。
「僕の改革の柱は二つ…
まず一つ目。
今、学園内に存在する調理の授業、ゼミ、研究会、同好会…それらの自治運営勢力をすべて解体する。
そして二つ目、学園内に新たな組織を立ち上げる。
総帥と十傑評議会を頂点とし、新たな美食を探求する精鋭組織。全ての美味が共有される神々の世界…
これを仮に"
君達がこれから作る料理は、全てセントラルのメンバーが決定する。
君たちはもう、料理を創造しなくていいんだ…
不必要な退学、不必要な選別、競争…そこから君たちは自由になる！
いいかい、よく聞いて。
君達は、捨て石なんかじゃない！僕と一緒に、美食の
こうして演説は終了した。
『……理想郷なんかじゃない…、ここは…』
創造を許される者と、模倣だけを強いられる者。
美食の魔王が世界を二つに分かつ
ここは、
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篠。(プロフ) - ゆかりさん» タクミくんもカッコいいですよね〜(*´ー｀*)後に活躍してもらいますね！！笑 (2019年9月17日 15時) (
レス) id: 77342cf851 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり(プロフ) - 篠。さん» タクミくんとの絡みもきになるところです！ (2019年9月16日 22時) (レス) id: 9654438337 (このIDを非表示/違反報告)
篠。(プロフ) - ゆかりさん» これからオリジナル要素が濃くなるので、原作と流れは同じですが、表現の方法や原作に描かれていない場面の設定などによって、見え方が変わってくると思います！楽しんでいただけると嬉しいです(*´・∀・｀*) (2019年9月14日 19時) (レス) id: 77342cf851 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり(プロフ) - 原作と少し違うのが良いです！ (2019年9月13日 22時) (レス) id: 9654438337 (このIDを非表示/違反報告)
篠。(プロフ) - ゆかりさん» ふふ、気合い入れて頑張りまーす(*￣ー￣) (2019年9月8日 22時) (レス) id: 77342cf851 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：篠 | 作成日時：2019年6月15日 23時
