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何回呼んでも返事してくれない錦戸くん 。
仕方ないからトコトコ錦戸くんについて行くと空き教室に辿り着いた 。
錦「 入って 。」
「 え 、ちょ...! 」
無理やり教室の中に入れられた 。
何....?
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錦「 ....もしもし錦戸です 。」
錦戸くんはポケットから携帯を取り出し 、誰かに電話をかけた 。
....私 、いる意味ある....?
錦「 はい...はい...わかりました 。」
通話を終えると錦戸くんはふーっと一息ついた 。
錦「 ...帰るで 。」
「 は?....え 、ちょ!! 」
私の手首をぎゅっと掴んだと思うとそのまま教室を出た 。
そしてまたスタスタと廊下を歩いていく 。
帰るって...家に帰るってこと...!?
もしかして...さっきの電話 、章大さんからの電話....?
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錦「 乗って 。」
さっき乗ってきた車のドアを開けてくれた錦戸くん 。
少し躊躇ってると“ はよ入れや ”と急かされた 。
....優しいんだか怖いんだか 。
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さっき 、行きに通った道をまた車で戻っていく 。
間違いない 、この道は私の家までの道 。
なんだ 、もう家に帰らなきゃいけないのか 。
もう少し 、忠義のそばにいたかったな 。
車の中から見える景色は 、すっかり秋一色 。
少し前まで 、夏だったのに 。
忠義と夏祭りに行ってたのに 、な 。
秋色に染まった景色が 、私にはどこかさみしかった 。
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きゃちたちゃん - 更新がんばってください 、!ロ (2015年9月7日 19時) (レス) id: 5d2ed0b98e (このIDを非表示/違反報告)
凛々奈(プロフ) - 更新ファイトです! (2015年9月6日 21時) (レス) id: a549e55425 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:プシュケ / しゅうあ 。 | 作成日時:2015年8月31日 21時