純白な精神科医と汚れた俺達 ２

６ヵ月後の青峰大輝 ページ21

青 「ちぁーす！」


俺が来たのは勿論 『鉄線』の名札のある家。


貴 「あらいらっしゃい！桃井さんならもう直ぐだよ」


青 「おぅ」


俺が最後に診断を受けた六ヵ月後。


俺はさつきと付き合ってる。


ま、アイツは俺の事好きで、俺も前から支えてくれてたからな…てか好きだし普通に///



でも、それに気付かせてくれた鉄線には感謝している。


貴 「どう？仕事の方は」


そして、バスケも復活して、人に教える気持ちが好きで


今は桐皇の体育教師とバスケ顧問をやってる。


青 「絶好調だ。今年は日本一になるぞ」


貴 「そうなの！ま、桃井さんを困らせないようにね」


青 「黙れガキ」


貴 「一応同い年なんですけど ((汗」



桃 「大ちゃんお待たせ!では先生、私は先に上がります」


貴 「うん、二人共夜道に気をつけてね〜」



俺とさつきは鉄線に手を振る。


桃 「夜空綺麗だね〜」


青 「そうだな」


都会じゃ珍しいほど夜空が綺麗だ。



貴 『幸せを掴め』


ふっ



そうだな、A。



桃 「どうしたの大ちゃん？ここ公園だよ」


俺達は昔よく一緒で遊んだ公園にいる。



今こそ、俺は幸せを掴むぞ。


青 「さつき…」


今までさつきに背を向けていたが今は正面を見ている。


月光の姫だな、さつきは。



片膝を地面に下ろし、さつきの顔を見上げる。


アイツ、首傾げてるしｗｗｗ


でもさ、直ぐにわかると思うぜ。



ポケットに隠してた小さな箱を取り出し、愛しい彼女の前に開ける。



青 「俺と、一生の人生を共にしろ」



だぁー！！恥ずかしい!!


でも、大丈夫だった。



返ってきた答えは幸せの言葉だった。




桃 「勿論だよ、大ちゃん」

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