Final Session: 実渕玲央 「拒食症の私」 ページ24
ショッピング後、Aちゃんの提案で最近人気のカフェに立ち寄った。
それが
実 「猫カフェ♡♡♡♡♡」
もう、天国だわ←
私達はミルクティーを注文し、猫と言う幸せに囲まれた。
貴 「どう??レオ姉だったらここ気に入るかなって思って」
実 「Aちゃん、私ここだったら住める。」
貴 「レオ姉、今日頑張ったね。慣れてないから、ここだったら安らげるかと思って」
Aちゃん、私が鏡とかそういうの苦手だと気付いて連れてきたんだ。
また改まってこの人は先生なんだって実感する。
実 「有難う。ん?」
角からチラッと見えた白い毛が気になる。
貴 「どうしたの?」
Aちゃんはもう猫まみれ状態になってる。
私だけそっちに行くと、周りの猫より小さく、か弱い子猫だった。
同情…かどうかは分からない。けど、自分と重ねられる猫だ。
実 「おいで」
手を差し出すと、子猫は緊張ながらも、少し近づき、終いに私の手に額を押し付けた。
貴 「新しい友達みたいね ((ニコッ」
実 「えぇ♡」
店長 「おぉ!凄いですねお客さん。このコ、人見知りが激しくて、他の猫に餌先に取られちゃうから痩せてんだ。
お客さん、このコに新しい家を与えてくれないか」
実 「ぇ?」
子猫を再び見る。
アイスブルーの目に白い毛。普通の猫より細い。
Aちゃんを見るとこっちに頷いてた。
実 「はい、引き受けます」
嬉しいのか子猫も可愛らしくニャーと答える。
頬が和らぐ。
Aちゃんが私を助けてくれたように、
今度は私が貴方を助ける番よ、子猫ちゃん。
4ヶ月後の実渕玲央→←Final Session: 実渕玲央 「拒食症の私」
316人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「黒子のバスケ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
∞エイターレンジャー∞(プロフ) - 最高でした。 すごく感動して、涙が出ました。 素敵な作品を、ありがとうございます。 (2015年10月21日 23時) (レス) id: b7598b581d (このIDを非表示/違反報告)
火風(プロフ) - あの、ひとつだけ質問いいですか?水戸部君の話は少し「霧雨が降る森」をイメージしてるんですか?あ、違っていたらごめんなさい。長々と失礼しました。 (2015年1月3日 0時) (レス) id: bf95e01698 (このIDを非表示/違反報告)
遊(プロフ) - 読んでいて何処か心暖まる作品でした!精神病と聞くとちょっと重いイメージですが、見事な感動物語になっていて素晴らしいと思います!リクエストで、赤司と今吉をお願いしますm(__)m (2014年9月16日 23時) (レス) id: 9bb42d4f91 (このIDを非表示/違反報告)
凜ノ宮アリア - この作品すごく面白かったです!!話読んでて泣きそうになりました!! (2014年7月13日 15時) (レス) id: ab3b9fde5b (このIDを非表示/違反報告)
矢城 莉緒 - この作品大好きなんです! 社会人っていうところもいいですね 個人的に日向先輩が好きなのでぜひ作って欲しいです!! 楽しみに待ってます (2014年6月21日 22時) (レス) id: ca3a7a9da1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:真理リン | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Marilin/
作成日時:2014年4月21日 16時