生まれ変わったかと思いきや食用児で草も生えん【銀魂】【約ネバ】

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ーNo sideー



レ「で」


エ「また捕まっちゃった〜！！」


レ「前より10分持ちこたえたぞ


新記録じゃないか」



鬼ごっこでノーマンに見つかり戻って来たエマが悔しそうに嘆く


かけっこで負けた事はないのに鬼ごっこで勝てた事がないと言うエマにレイはクイズを出した



レ「問題、現状ノーマンにあってエマにない物なーんだ？」


エ「え！？」



計画性、落ち着き、圧倒的頭の良さ


どれも当てはまるが答えではない



レ「戦略だ


確かに単純な身体能力ならエマの方が上だろう


でもノーマンはここが強い、半端ない」



そう言ってレイは自身の頭を指す



レ「そしてこれは鬼ごっこ


まさに戦略を競う遊びなんだよ


標的がどう動くか


鬼がどう攻めてくるか


状況を観察・分析し、常に敵の策を読んで利用する思考が必要になってくる


身体をフルに使ったチェスみたいなものだ」


エ「……鬼ごっこが？」



すると噂をすれば何とやら、ノーマンも戻って来た



レ「少なくともこいつがやってんのはそういう遊び」


ノ「そこが鬼ごっこの面白さでしょ？」


レ「…んで、何でお前はそんなボロボロなんだ」


エ「ほんとだ！ノーマンの服土だらけ」



二人の言う通りノーマンの服には土が付いており所々小さな葉も付いていた


走っている途中で転んだのかと思いきや違うようだ



ノ「Aを追い掛けてたら落とし穴に嵌まっちゃった」


レ「…相変わらず用意周到だなあいつ


エマ、言い忘れてたけどAが鬼じゃないだけマシだと思え


戦略で言えばあいつもノーマンと互角だし


何より万一に備えてトラップを仕掛けてる


それが例え逃げる側だとしても」


エ「え、じゃあノーマンが嵌まった落とし穴って」


ノ「Aの仕業だね」



エマが向けた視線の先には年少児の相手をしている髪がはねまくりのAがいた



エ「…ノーマン、Aに何かした？」


ノ「ん〜、ちょっとイタズラされた仕返しとして髪を撫でさせてもらった」


レ「もらったじゃなくて無許可だろ


どんだけ勢いよく撫でたらあんなにはねるんだよ」


ノ「レイも撫でたかった？」


レ「お前と一緒にすんな」


エ「ノーマンだけずるい！


私もあとでAの頭撫でる！」



急に頭を撫でられてAの思考回路がショート寸前になる数分前の会話である

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