生まれ変わったかと思いきや食用児で草も生えん【銀魂】【約ネバ】

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エ「じゃあそのシンセングミの皆はAの家族なんだね！


その人達について話してるA凄く幸せそうだったもん、会ってみたいなぁ」



一通り話し終えるとベッドで横たわるエマがそう答えた


家族、か……確かにそうかもしれない


近藤さん達や私の隊の隊士だけじゃない


真選組という組織そのものがかけがえのない存在だもの


あといつぞやの夢の王子は幼馴染みの総悟だと暴露したらノーマンとレイが



ノ「Aってそのソウゴって人が好きなの？」


レ「一番嬉しそうに話してたよな」



と、少しむくれて聞いてきたのでおちょくり半分で“そうだったらどうする？”って答えると一瞬悲しそうな顔をしたのでとりあえず頭撫でといた


ふっ…お可愛いこと



エ「大丈夫だよ二人共！


多分Aにとってソウゴは私とノーマン達みたいな感じだもん」


『的確なフォローありがとうエマ


けど私にも一応初恋の相手いるんだお』



総悟じゃないけどね〜と付け加えた頃には時既にお寿司


あ、違う時既に遅し←


男二人はさっきと違って明らか食い気味に迫ってきた


まぁまぁ落ち着きたまえ


今世で何が困ってるって今目の前にいる家族の男の子二人が私に対して結構ガチの恋をしてるらしいという事


らしいというか最近特に分かりやすいから嫌でも自覚してしまう


恋する少年を見るのは目の保養だがそれに応えられるかと聞かれれば此方としては複雑なのだ



エ「え？でも前夢に出てきた王子はソウゴだったんでしょ？」


『何であいつだったのかマジで謎だけどね


ほら、さっき万事屋について話したでしょ？


あそこのボスなんだ、完全に心掴まれた』


レ「んな胃袋掴まれたみたいに言うなよ」



今はというと冷めた訳ではないが多分向こうにはそういう気はないしむしろいちごパフェに負けそうな気しかしない


食べ物に負ける私って…と落ち込んだ時期もある


初めて旦那を見たのは彼と土方さんが戦っている時だった


それこそ最初は戦い方やまっすぐな瞳にみとれたけど


逆に普段のやる気のなさや死んだ魚の目にはちょっと可愛いと思ってしまったのだ


それから腐れ縁の万事屋と出くわす度に一度は絶対視線が旦那の方にいって…



『って何話させとんじゃコノヤロー！！』


エ「次夢に出てくるのその人だと良いね」


『エマ、有難いけど多分今ので二人の火に油注いだぞ』


エ「そうだ！今日久しぶりに四人で寝ようよ」


『人の話は最後まで聞こうねエマ』

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