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農園を潰して鬼の世界に食用児の楽園を作る
そんなノーマンの作戦に皆大賛成だ
確かにその方が確実ではあるし、ジリアンも言ってたが鬼がいなければ絶対に狩りも出荷もない
「けど“七つの壁”は?」
「鬼に追われない世界にするために今“七つの壁”を目指してきたんじゃ…」
ド「いや、あれにもリスクや条件がある」
レ「あぁ、もし戦略的に鬼をなくす方法があるのならそりゃそっちの方が確実だ」
ドンやレイもこう言ってる
皆が賛同するこの空気の中、私はちらりと視線を泳がせる
そう、皆乗り気……ただ一人を除いては__
「よかったね!エマ」
エ「!」
「全食用児助かるよ」
「食用児なんていない世界をつくれるよ」
ノーマンが言った事を聞いてから心此処にあらずなエマ
……もしかしたらエマは
ギ「よかったぁ…これでもうエマやAに無茶させずに済む」
『何で私もセットなん??』
ヴァ「辛くても苦しくてもずっと二人でオレ達を引っ張ってきてくれたもんな」
オ「ようやく少し肩の荷を下ろせるね」
いやまぁ私は常に緩くマイペースにやってるから肩の荷も何もないから良いけどさ、確かにエマはそれなら下ろせる
もしエマが心から賛同してるのであればの話だけど
ノ「作ろう一緒に、今度こそ
誰一人失わない未来」
良かったね、エマ!と無邪気に笑う子供達に自分も良かったと喜び子供達を優しく抱きしめるエマ
だけどそんなエマをレイが静かに見つめていたのに気付き私はレイにそっと耳打ちをする
『ねぇレイ』
レ「分かってる…エマの事だろ
とりあえず今日一日は様子を見よう
まだ俺達の予想が的中してるか分かんねぇしな」
『…そうだね』
お互い小声で話している間ノーマンが此方を見ていた事に私達二人は気付かなかった
そしてそれを見て「やっぱりレイは凄いや」と呟いていた事も
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ノ「着いたよ」
案内された部屋は部屋というよりまるで豪邸だった
おうおう流石ボス贅沢だねぇ
フカフカのベッドといいお風呂といい設備がめちゃくちゃ整ってて皆徐々にノーマンに対する態度がまるでハヤトのようになってきた
私?態度変わんないよ
それに…
ノ「Aもどう?気に入った」
『ふ〜ん結構良いじゃない』
逆に堪能し過ぎで態度がデカくなってしまっている
いっそ開き直ったような私にレイは呆れ顔、エマは目が点になり皆は「女王…??」と困惑していた
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風蘭doll(プロフ) - マニ。さん» お返事遅くなり申し訳ないです!ありがとうございます!不定期ではありますが更新頑張ります! (3月6日 21時) (レス) @page36 id: 808d0b023c (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - 風蘭dollさん» ✉️。こんにちは!とても面白いです。もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか?これからも更新応援してます💝 (2月25日 18時) (レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
風蘭doll(プロフ) - 天使長さん» ありがとうございます!面白さの原因は夢主が元銀魂界の人間だからです() (8月27日 11時) (レス) id: 808d0b023c (このIDを非表示/違反報告)
天使長(プロフ) - 夢主が面白過ぎる笑シリアスとギャグのバランスが最高です!更新待ってます! (8月26日 22時) (レス) @page16 id: 01c5f89b1c (このIDを非表示/違反報告)
風蘭doll(プロフ) - 由良の門をさん» ありがとうございます!本人にメガネ掛け機なんて言ってしまうとどこぞの山犬の「黙れ小僧」ならぬ「黙れ小娘」で返してくれるでしょう (8月22日 15時) (レス) id: 808d0b023c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:風蘭doll | 作者ホームページ:http://flandoll'scollections
作成日時:2023年8月7日 0時