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高杉とジンに案内され辿り着いたアジトは木の中に街があるような場所だった
何でも昔鬼の一族が隠れ住んでた集落の廃墟だそうだ
ハヤト?あいつならボルトもビックリの速さで先にアジトに戻ったよ
何かボスに報告してくるってさ
その間私達はアジトの中を見て回っていた
食べ物から衣類、本等色々揃っていて本物の街のようだ
『……皆幸せそう
まるで食用児の楽園ね』
高「これが奴の望む世界って事さ
まだこんなんじゃ終わらねぇ…アイツは誰よりも
『…ていうか、アンタが誰かの下につくなんて意外ね
最早偉人じゃないミネルヴァさん』
高「上とか下とか関係ねぇよ
俺はただ見たいだけさ、あの男が作る世界を」
笑顔で此方に手を振る子供達を眺めながら高杉は静かにそう告げた
少しは改心したって事かな
まぁ別に今はもう敵でも何でもないし変に警戒するのも可笑しいか
何だか馬鹿らしくなって笑いがくすりと溢れた時、ハヤトが戻って来た
ハ「エマさーん、ボスが
それを聞いたエマは私達を一瞥すると頷きハヤトとザジとかいう紙袋を頭に被った不審者みたいな奴とボスの部屋に向かった
すると高杉が隣でフッと笑ったので思わず凝視する
『相変わらずその厨二病みたいな所は健在なんだ…引くわぁ』
高「ぶっ殺されてぇのか小娘
何、惚れた女に真っ先に会わねぇなんざ案外天の邪鬼な奴だと思っただけさ」
『アンタほんとにミネルヴァさんの仲間??
めっちゃボロカス言うじゃん』
呆れて溜息を吐いた直後、思考回路が一瞬止まる
待て
今の流れ的に惚れた女というのは今此処に来た私達の中の誰か
そして天の邪鬼だと言われる人は間違いなくミネルヴァさんの事だ
ということはミネルヴァさんは私達と接触した事のある誰か
一体何者__?
考え込んでいると誰かに肩に手を回され我に返る
いつの間にか高杉が私の肩に手を回し面白い物でも見るかのように微笑んだ
高「沖田や銀時だけじゃ飽き足らず罪な女だな」
『何知ったような口調で言ってんだよ
そもそも総悟はともかく何で旦那?あの人は別に私の事なんか……待ってひょっとして好きだったの!?』
急に旦那の話を出されて思わず早口になりしかも嬉しい情報の可能性が出てきて顔がぽっと赤くなった時、エマが降りてきた
!?この人が、ミネルヴァさん…?
何で__
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風蘭doll(プロフ) - マニ。さん» お返事遅くなり申し訳ないです!ありがとうございます!不定期ではありますが更新頑張ります! (3月6日 21時) (レス) @page36 id: 808d0b023c (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - 風蘭dollさん» ✉️。こんにちは!とても面白いです。もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか?これからも更新応援してます💝 (2月25日 18時) (レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
風蘭doll(プロフ) - 天使長さん» ありがとうございます!面白さの原因は夢主が元銀魂界の人間だからです() (8月27日 11時) (レス) id: 808d0b023c (このIDを非表示/違反報告)
天使長(プロフ) - 夢主が面白過ぎる笑シリアスとギャグのバランスが最高です!更新待ってます! (8月26日 22時) (レス) @page16 id: 01c5f89b1c (このIDを非表示/違反報告)
風蘭doll(プロフ) - 由良の門をさん» ありがとうございます!本人にメガネ掛け機なんて言ってしまうとどこぞの山犬の「黙れ小僧」ならぬ「黙れ小娘」で返してくれるでしょう (8月22日 15時) (レス) id: 808d0b023c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:風蘭doll | 作者ホームページ:http://flandoll'scollections
作成日時:2023年8月7日 0時