生まれ変わったかと思いきや食用児で草も生えん4【銀魂】【約ネバ】

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『………』



ふと目が覚めて起き上がる


何か結構身体スッキリしたなぁ……まだ足は少し痛むけど


レイは…流石に寝る時位別の所で寝てるか


ちょっくら散歩がてら食糧でも探しに行くか


そう思って立ち上がった時ふと違和感を感じる


いや……皆寝てるにしては静かすぎないか？


ていうか少なくとも私の周りに誰も寝てないんだけど


私だけ離されてるにしても気配すらしないっておかしくない？


……まさか、何かあって皆外に出てるのか？


その考えが頭に浮かんだ瞬間、刀を手に外へ駆け出していた


洞窟の出口が目の前まで見えてきた時、銃声が鳴り響いた


なるべく足音を立てないようそっと出ながら音の方へ目を向ける


！いた、皆……



『！？』



銃声の元凶を目にし私は固まる


そこにいたのは身体のあちこちから血を垂れ流し所々肉が垣間見えている程負傷しているにも関わらず、ボロボロの腕で人質にしてるであろうアリシアを抱えたにっくき安藤メガネが立っていた


奴は喉が切れてヒュー……ヒュー……と音を鳴らしながら不気味に笑っている


いやキッッッモ


え、そもそも何でまだ生きてんのコイツ


安藤ってメガネじゃなくてゴキブリなの？？


あの怪我じゃ普通Anotherじゃなくても死んでるぞ


アリシアを人質に取った事で優位に立ってる安藤ゴキは絶賛キレ散らかしている


下手に動けばアリシアが撃ち殺されるから皆抵抗出来ない


それを分かってて今も尚脅迫している奴に何度目かの怒りを覚える


本当に鬱陶しい程しぶといヤツだな…その傷でまだ斬られ足りなかったのか


そんな姿になってまでも私達を葬りに這い上がってくるような死に損ないの相手は面倒だが仕方ない



アン「死ね”……食用児ィ”ィ………！！


ぁがっ！？」


『じゃあお前もいっぺん死んでみな』



完全に気配を消して背後まで忍び寄り、刀を振るった


意識がエマ達に集中してて背中ががら空きだったおかげで今回は一発で食らってくれた


背中を斬りつけられても奴は倒れることはなく踏み留まった


そしてギロリと瞳孔を開ききった目で此方を睨む



アン「ごぼ……っまた、おまえ”がぁァ……ッ！」


『それは此方の台詞


何で生きてんだよ死に戻りでもしてんの？』


アン「かはっ………ﾋｭｰ……お前は…！


お前だけハ、必ズ殺ス”！！」


『……』



アリシアを地面に投げ捨て銃を此方に向けて走ってくる男を見つめる


その背後で野良鬼が口を大きく開けて姿を現した

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