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万事屋と一悶着起こしたその後、屯所に帰れば近藤や他の隊士達が出迎えに来た
男しかいないこの空間でレミはすっかり癒やし枠として馴染んでおり、出迎えた隊士達はわらわらとレミの周りに集まった
「レミちゃんおかえり!お外はどうだった?」
「副長に犬の餌食わされなかったか?」
「レミちゃん的には副長と沖田隊長どっちの肩車の方が良かった?」
土「帰ってきて早々うるっせぇなお前ら
てか最後の二人は何だ!!犬の餌なんか食わしてねぇし肩車とかどっちでも良いわ!」
レミ「きょうね、お外でおにーちゃんに会えたの!
えへへ、いっぱいナデナデしてもらった!!」
沖「お前ほんと旦那の事好きだな」
おにーちゃん=万事屋というのはこの場にいる全員知ってるため、ポワポワと喜んでいるレミを見て複雑な心境になる
自分達がよく知る万事屋のおにーちゃんは死んだ目で鼻ほじりながら歩いてるプー太郎なため本音を言えば「あんな奴やめなさい!」と言いたいところだが……
レミ「こんどまたお出かけしたときおにーちゃんに会えるかなぁ」
本人がコレなため止めるに止めれない
ましてやどう見てもまだ幼稚園児の子だ
百パーセント一目惚れだの初恋だのとは限らない
と、詳しい事情までは知らないその他の隊士達はそう思っているが、真選組のトップ三人はそうはいかず突然ヒソヒソと緊急会議を始めた
近「え、アレやばくない?レミちゃん完全に万事屋に惚れちゃってない??あの子まだ5歳そこらだよね?」
土「歳の問題以前によりにもよって何でアイツに惚れ込むかが疑問なんだが……やっぱ遺伝か」
沖「遺伝かどうかともかく場合によっちゃあ土方より先に旦那の事消さなきゃいけねぇかもしれやせんね」
土「何で俺を消す前提なんだよ」
近「うーーん、まぁとにかくレミちゃんが出掛ける時は今日みたいに護衛をつけとかないとな」
ハイ会議終了、という空気だったその時
レミ「レミ、おとなになったらおにーちゃんとケッコンしたいなぁ」
会議していた三人が顔面蒼白でレミの方に飛び出していった
拝啓、レミのご両親
今日もレミちゃんは黒服のおにーちゃん達と元気に過ごしていますよ__☆
ー終劇ー
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風蘭doll(プロフ) - マニ。さん» お返事遅くなり申し訳ないです!ありがとうございます!不定期ではありますが更新頑張ります! (3月6日 21時) (レス) @page36 id: 808d0b023c (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - 風蘭dollさん» ✉️。こんにちは!とても面白いです。もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか?これからも更新応援してます💝 (2月25日 18時) (レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
風蘭doll(プロフ) - 天使長さん» ありがとうございます!面白さの原因は夢主が元銀魂界の人間だからです() (8月27日 11時) (レス) id: 808d0b023c (このIDを非表示/違反報告)
天使長(プロフ) - 夢主が面白過ぎる笑シリアスとギャグのバランスが最高です!更新待ってます! (8月26日 22時) (レス) @page16 id: 01c5f89b1c (このIDを非表示/違反報告)
風蘭doll(プロフ) - 由良の門をさん» ありがとうございます!本人にメガネ掛け機なんて言ってしまうとどこぞの山犬の「黙れ小僧」ならぬ「黙れ小娘」で返してくれるでしょう (8月22日 15時) (レス) id: 808d0b023c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:風蘭doll | 作者ホームページ:http://flandoll'scollections
作成日時:2023年8月7日 0時