生まれ変わったかと思いきや食用児で草も生えん4【銀魂】【約ネバ】

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防弾チョッキとガスマスクを投げ捨て出口へと走る


いやぁ返り血とか凄いから流石に持って帰ろうとは思わなかったわ


はしごを登れば地上で待機していたユウゴとルーカスが私を見て安堵していた



ユ「よぉ、お前にしては随分遅かったじゃねぇか」


『思ってたよりしぶとくてさ〜…ま、この通り私含め無事なんだし一件落着でしょ』


ル「あぁ、だがまだ油断は出来ない


とにかくエマ達の元へ行こう」


『はーい』



確かに終わったからと言って安心出来ないね、まるで帰るまでが遠足みたいな理屈だけど


三人で歩き始めたその時、足元がふらつき倒れそうになった所をユウゴに支えられた


あれ？何で急に…



ユ「おい大丈夫か…ってお前！足怪我してんじゃねぇか！！」


『え？』


ル「！本当だ、太腿から血が出てるじゃないか！」



自分の足に目を向ければルーカスの言う通り、右太腿から出血していた


さっきまで必死だったから気付かなかったけどひょっとしてあのクソメガネの弾が掠ってたのか


あ〜なるほどふらつきの原因ソレねやっぱあいつクソだわ



『まぁ歩けない訳じゃないし大丈夫


こんな掠り傷帰って糞して寝たら治るわきっと』


ユ「その前に帰ってレイも交えてお話しなきゃなぁ？」


ル「ギルダとオリバーも連れてきた方が良いんじゃないか」


『待て待て恩を仇で返す気かこのドSオヤジ共』



何だその嬉しくない説教メンバー


プリキュアオールスターズとかじゃねぇんだぞ集まるんじゃねぇ


いやほんと大丈夫なんで…それだけは勘弁して下さい等と猛抗議しても聞いてもらえず、それどころか「怪我人は大人しくしてろ」とユウゴに抱え上げられてしまった



ル「だけど君には本当に感謝してるよ、A


おかげで無事に生きて帰れる事が出来た」


ユ「正直最初は死ぬ覚悟もしてた


けどお前が一緒に暴れてくれたおかげで俺達はほとんど無傷で帰れたんだ


ありがとな」


『感謝されんのは嬉しいけどお礼言うならせめて降ろしてくんない？お姫様抱っこされてる状態で帰還とか黒歴史過ぎるんだけど？？』


ユ「何言ってやがるガキのくせに……あぁ、18歳にもなってされんのは気にすんのか？」


ル「仕方ないよ、うちの姫さんは何せお転婆だからね」


『ほんっとアンタら組んだら性悪だな！！』



新・ドSコンビってかそんな需要いらねぇ〜！！


つか誰がお転婆な姫さんだコノヤロー


帰ってる道中抗議しまくったがアホ面で聞き流されてしまった

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