捻れたセカイの歌姫【ツイステ】【プロセカ】

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鏡舎まで来るとオレンジ頭の男が歩いているのを見つけた


それに気付いたグリムも肩から飛び降りエースの元へと一直線に走って行った



エ「げっ！！見つかった！」


グ「テメー！！待つんだゾ！！


一人だけ抜け駆けはさせねーんだゾ！」


エ「待てって言われて待つわけないっしょ、お先！」


『往生際悪すぎでしょ…』



一瞬ネネロボで攻撃しようかと思ったけど周りに人がいるから危ない


それにそれやっちゃったらこの馬鹿二人と同じ事やってるみたいだし


もう走るの疲れたのに…と溜め息を吐いた時、


不思議そうに此方を見つめる男の子が視界に入った


あ、あの子あいつの近くにいる……どうせなら止めてもらおう



エ「どいたどいた！」


デュ「えっ、お、おうっ！？」


『その人捕まえて！』


デュ「人を捕まえる魔法！？


足を止める、いや、縄で拘束する？」



真面目な性格なのだろうか、


そう声を掛けるとぶつぶつ言いながら拘束方法を考え始めた


いや何でもいいから早くその馬鹿捕まえて(切実)



グ「何でもいいからぶちかますんだゾ！早く！」


デュ「何でも！？なんでも、なん……ええい！


何でもいいから、いでよ！重たいもの！」



彼の発言と同時にエースの上から大釜が降ってきた


エースは見事にその被害に合ってる



エ「ぐえぇっ！ナンダコレ！？鍋！？」


グ「ぎゃははは！見てみろ、寧々！


エースのヤツ、でっけぇ釜の下敷きになってペッタンコになってるんだゾ！


だっせーゾ！」


『ほんと、これに懲りてたら一番嬉しいんだけど』



釜の下敷きになってるエースをネネロボがズルズルと引きずり出す


その際ネネロボを見て驚いていたのはこいつも例外じゃない



エ「あいたた……いーじゃんかよ


窓拭き100枚位パパッとやっといてくれたってさー」


『一人と一匹でパパッと出来る訳ないでしょ


ていうか、学園長命令なんだしちゃんとやりなよ』


エ「お前そんなズバズバ物言うキャラだっけ？」


『誰のせいだと思ってんの？？』


エ「すいませんでした」


デュ「窓拭き100枚って……一体君達は何をやったんだ？」


エ「今朝、そこの毛玉とじゃれてたらハートの女王の像がちょーっと焦げちゃっただけ」


デュ「グレート・セブンの石像に傷を付けたのか！？


それは怒られるに決まってるだろう


せっかく名門校に入学出来たっていうのに


初日から何をしてるんだか……」



何かここに来てやっとマトモな人を見た気がする

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