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渡「やっぱりなんもされてねぇことねぇじゃん。まじでしんどいわ」
「………ごめん」
二人して頭からザーザーとお湯を被ったまま、額に額を押し付けてきた翔太の視線はずっと私を見つめてる。
熱いのはお湯なのか、翔太の視線なのか。
あー、クラクラする。
「あ、ね……きもち、わるぃ……」
渡「は？ え、吐くの？」
「ううっ」
渡「え、え、待って！ ど、どうしよっ」
慌てて浴室を飛び出した翔太は「Aが吐くー！！」て叫んでる。
ほんとは吐くまで気持ち悪いわけじゃない。
ただああでもしなきゃ、あのまま此処で襲われそうだと思ったから。
皆がいるこの場所で、今そんなことになっちゃいけないことくらい私にだって分かるよ。
ズルズルとへたりこんでいれば、「大丈夫！？」と真っ先に飛び込んできたひーくんがシャワーを止めて私の前髪を持ち上げた。
岩「A、吐きそう？」
「ん、大丈夫……でも、きもちわるい」
岩「わかった。じゃあとりあえず濡れたままじゃあれだから、さっさと洗って出ような。自分でできる？ それとも、」
「や、やる……」
ひーくんは直ぐに手を出してくるタイプじゃないけど、それでも今はやだから断れば、少しだけ悲しそうに笑顔を浮かべていてズキッと胸が痛んだ。
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お風呂から上がってバスローブを羽織ったところで、トントンとノック音。
「はい」と返事をすれは、「入っていい？」とふっかの声。
「どうしたの？」
深「んー。髪、乾かしてやろっかなーって。ほらそこ座って」
入ってきたふっかの第一声が「なぁんだ着てるじゃん」だったことには触れないでいると、普段よりなんか大人しいふっかも苦笑いしながら「ツッコめよ」なんて返してきた。
言われた通りふかふかのチェアに座れば、大きな鏡越しにふっかを見る。
深「なぁに？ イケメンさん居るなぁーって？ ははっ、今更じゃぁん！」
「…………」
深「いやだからツッコんでよ(笑)」
いつもならツッコむけど、今の私はまだ酔いも覚めてなければそんなテンションにもなれない。
「ふっかは、かっこいいよ」
きっと聴こえないだろうと思ったのに、ドライヤーの音が消してくれると思っていたけど、それはしっかりと聴かれていて、髪を優しく撫でられながら、
深「……お前は誰にでもそうやって言うだろ」
と低音で発せられた声にグッとバスローブを強く握った。
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みぃ(プロフ) - TwitterのDMを送らせていただいためぐみと申します。最近SnowManを知って、一気に読み進めてきました。切なくて涙がとまりません(>_<)続きも楽しみに読ませていただきます。 (2022年12月25日 19時) (
レス) @page47 id: 6ed58a0011 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - あきさん» コメント、リクエストありがとうございました！遅くなってしまってすみません。ほんとはもっと賑やかものがいいかなって思ったんですが終盤なので、作品と絡めたら暗い感じになってしまって(汗)ちょっとでも楽しんでもらえていたら嬉しいです！ (2021年9月4日 18時) (レス) id: bf817d2202 (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - ゆきんこ様、こんばんは☆ﾘｸｴｽﾄ、ありがとうございました♪ﾒﾝﾊﾞｰさんの反応はどんな感じなのかなって、完全な思いつきだったので、こんなｽﾃｷなお話にしていただき、感謝しかありませんv(￣ー￣)v ありがたや〜☆ (2021年9月3日 18時) (レス) id: 4aac9fb6a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきんこ
| 作成日時：2021年8月17日 13時
