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you side
やっぱり駄目だ。
普通に話せないし、表情筋が痛い。
いつもは並んで話しながら歩く忍術学園までの道のりも、今日は少し息苦しさを感じる。
土井「留三郎に用事ですか？」
少し前を歩く半助さんが、振り返った。
『はい、まぁ』
土井「そう、」
すると半助さんは、そう短く返事をして
ふいっと前を向いてまた歩き出した。
会うのは嫌だとか
でも会いたいとか
きっと会えば、近付けば、
好きだと確信してしまうから。
その後ろ姿にでさえドキドキしていて
だけど、半助さんに知れるわけにはいかないので
こうして距離を取っている。
距離を取ったまま、お互い何も言わずに
気付けば忍術学園に着いていた。
土井「留三郎を呼んできます。待っていてください」
『す、すみません』
土井「いいえ。……あの、」
半助さんは、私を見据えて言った。
土井「帰りも、私に送らせてください」
◆◇
食満「何ですか、用事って」
委員会の仕事をしていた食満くんが、
不思議そうな顔をして歩いてきた。
『ご、ごめんね。忙しかった？』
食満「いや、大丈夫ですよ。
土井先生が呼びに来たから驚いたけど」
『……それよ！それ！』
私は食満くんをずるずると引っ張って、
人気のないところへ移動した。
食満「何怒ってるんですか」
食満くんは涼しい顔をしている。
『朝、半助さんが来たのよ！
迎えに行くよう、食満くんに言われたって』
食満「あぁ、そうそう。
会いたいんじゃないかと思って」
『信じらんない！
もう私、驚いたし緊張したし……もう！』
ぽかぽかと食満くんの胸を叩く。
食満「会えて嫌だったんですか？俺はAさんが好き
だから、こうやって会えたら嬉しいけど」
『っ！もうー！』
そう言ってもらえるのは……嬉しいけど。
今はそんなこと言わないで！
『かっ、帰りも送ってくれるって』
食満「やぁ、それは良かった……いでっ」
あはは、と笑う食満くんがどうも憎たらしくて、
ほっぺをむんずと掴んだ。
『もう！』
食満「素直になればいいのに……
あれ、時間は大丈夫なんですか？」
いけない！
もう少しで、半助さんに言われた時間になる。
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はな(プロフ) - 舞美さん» 舞美さん、初めまして！読んでくださって、ありがとうございます！！そう言ってもらえて感激です…だいぶキャラ崩れしていると思うんですが、お許しください。これからも更新頑張ります！コメントありがとうございます:) (2021年5月4日 23時) (
レス) id: f70efdef00 (このIDを非表示/違反報告)
舞美(プロフ) - はなさんの作品大好きです｡土井先生といい利吉さんといい、、私徳でございます、、。これからも応援してます！ (2021年5月3日 21時) (レス) id: 762e6989c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はな
| 作成日時：2021年4月18日 15時
