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食満side
危なかった。
『………』
落ちてきたAさんを受け止めて、
自分が下敷きになるような体勢。
Aさんは、俺の胸に顔を埋めて動かない。
怖かったんだと思う。
こんな事なら、やっぱり自分が行けば良かった。
まぁ、言っても聞かなかっただろうけど。
食満「……Aさん？」
『こ、怖かったっ……』
声を掛けると、
がば！と顔を上げたAさん。
『ご、ごめんね、食満くん。痛かったよね』
食満「俺は平気です。Aさんは大丈夫……？」
『うん、食満くんが助けてくれたから
……やだ、怪我してる！』
Aさんはそう言って、俺の頬を両手で包み込む。
『ほら、ほっぺに……』
どうやらAさんを受け止めた拍子に、
飛んできた木の破片で頬に傷がついた様だ。
そんな事はどうでもいい。
痛くもないし、痒くもない。
俺は、Aさんの両手首を掴んだ。
『食満くん？だ、大丈夫？』
その心配そうな顔。
『気を付けないとね……
食満くんに怪我させちゃって』
その泣き出しそうな顔。
食満「……Aさん、油断しない方がいい」
『う、うん。そうだよね』
一所懸命、頷くAさん。
食満「気にしないで下さい。
こんなの怪我のうちに入りませんよ。
Aさんが無事だったなら、それで良い」
『………ありがとう…でも、手当てはさせてね』
Aさん、油断しないでくれ。
その無防備さに、その距離感に
どんどん惑わされてしまうから。
食満「えぇ、お願いします」
きゅっと掴んだ細い手首を、解放した。
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はな(プロフ) - 舞美さん» 舞美さん、初めまして！読んでくださって、ありがとうございます！！そう言ってもらえて感激です…だいぶキャラ崩れしていると思うんですが、お許しください。これからも更新頑張ります！コメントありがとうございます:) (2021年5月4日 23時) (
レス) id: f70efdef00 (このIDを非表示/違反報告)
舞美(プロフ) - はなさんの作品大好きです｡土井先生といい利吉さんといい、、私徳でございます、、。これからも応援してます！ (2021年5月3日 21時) (レス) id: 762e6989c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はな
| 作成日時：2021年4月18日 15時
