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利吉side
Aさんがいない。
女「あっ、利平……！」
利吉「どこへ行ったんだろう」
もう数週間と、Aさんを見ていない。
女「んっ、……私はここよ？ここにいるわ」
利吉「あぁ、君じゃない」
ここは……あぁ、この女に声を掛けられて
宿に入った気がする。
それにしても、Aさんのことを考えているのに
腕の下でうるさい女。
……何だっけ、名まえ。
まぁいいや。覚えるつもりもないし。
利吉「……帰る」
覆い被さっていた身体を退かして身支度を整える。
それを女は呆けた顔で見ている。
女「ま、待ってよ。帰るってどういうこと」
利吉「どういうことって、そのままの意味だ」
上衣の衿元をきちっと整えて、
裸で転がる女を見下ろした。
女「意味わかんない！」
利吉「あぁ、そうだね」
こんな途中でやめるなんて、って言いたいのだろうか。
女「もう……仕方ない人ね。
また会えるの、楽しみにしてるわ」
そんなことより、
今頭の中はAさんでいっぱいなのだ。
利吉「あぁ、もうないと思うけどね」
背中にたくさん文句を受けながら、私は宿を後にした。
◆◇
とりあえず連絡所へ行ってみたけれど、
今日もAさんはいなかった。
この間、一緒に忍術学園の食堂へ行ったのが最後だ。
利吉「家に行ってみようか」
どうしようか悩んで……
気付けば私は、Aさんの家の前に立っていた。
悩んで……とか言って
実は、時々見に行ってるんだけど……
いや本当は、頻繁に見に行ってるんだけど。
単純に、会いたい。
単純に、寂しい。
利吉「Aさーん」
呼んでみるけれど、Aさんの家には
やはり誰の気配もない。
今日も、いない。
帰ろうと振り返ったときだった。
『利吉くん？』
数週間ぶりの声に、耳がとろけた。
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はな(プロフ) - でん太郎さん» お返事遅くなりました！利吉さんどんどん変になっていきますどうしよう笑"大好きだなんて！ありがとうございます！とっても嬉しいです！のろのろ更新ですが頑張りますね。コメントありがとうございます❤️ (2022年7月31日 9時) (
レス) @page42 id: f70efdef00 (このIDを非表示/違反報告)
でん太郎(プロフ) - 利吉さんがギャグ枠になってるのがツボすぎて、大好きです…😭ここで他の作品のことをお伝えするのもアレかとは思いますが、全作品、構成も夢主も、文章もとても大好きです、これからもずっと応援しています🙇♀️ (2022年7月13日 22時) (レス) @page9 id: 1487e65024 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 青野ゆあんさん» ありがとうございます！ちょっと変わった利吉さんに挑戦です〜更新頑張りますので、引き続き読んで貰えたら嬉しいです。コメントありがとうございます！ (2021年12月25日 22時) (レス) @page12 id: f70efdef00 (このIDを非表示/違反報告)
青野ゆあん(プロフ) - 好き,,,めっちゃ好き,,, (2021年12月19日 23時) (レス) @page4 id: a96dc153b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はな
| 作成日時：2021年12月19日 1時
